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ジェフ・ベック「ストラトは、まるで僕のために作られたようなものだ」

2022/07/08 15:13掲載
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Jeff Beck
Jeff Beck
ジェフ・ベック(Jeff Beck)は、英BBC Radio 2の番組『Sounds Of The '70s』の中でエレキギターについて語り、ストラトキャスターについて「僕が望むことをやってくれる」「まるで僕のために作られたようなものだ」と語っています。

ベックは、1950年代のロックンロールに影響を受けて以来、ポップカルチャーの中でエレキギターがこれほどまでに普及していることに、本当に信じられないと話しています。

「54年から今日に至るまで、エレキギターはまさにロケットのようだった。ギターがこれほど長く持続するとは思わなかったし、誰もがストラトキャスターとは何かを知っている」

もちろん、ベックがレス・ポール、バディ・ホリー、スコッティ・ムーア、クリフ・ギャラップなどのプレイヤーから影響を受けたように、彼はギターを手にした中で最も表現力のあるプレイヤーの一人として、世代を超えて想像力を掻き立てる存在となりました。

ベックは最初はテレキャスターとギブソン・レスポールを使っていましたが、ストラトキャスターにたどり着いました。

ベックはこのお気に入りのギターについて「僕が望むことをやってくれる」「バネ仕掛けブリッジで音色も能力も無限に変化する。まるで僕のために作られたようなものだ。ありがとう、レオ!」と話しています。レオとはストラトの開発者であるレオ・フェンダーのことです。

ベックは60年代初頭のロンドンのロックンロール・シーンの中で、ディストーション・ギターをいち早く取り入れた一人です。しかし、それは一部の人が推測するような計算されたものではありませんでした。

「あれは偶然の産物だったんだ」「64年、65年頃に大きな会場で演奏した時、PAが不十分だったのでレベルを上げたところ、フィードバックが起こることが分かったんだ。(ザ・フーの)ピート・タウンゼントがそれを発見し、“My Generation”で使ったんだ。それから僕も使い始めた。コントロール可能だったし、それで曲も弾けるしね」