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ドロップキック・マーフィーズ、ウディ・ガスリーの言葉を使った楽曲をアルバム1枚分録音 新アルバム発売 トレーラー映像あり

2022/06/22 16:49掲載
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Dropkick Murphys, photo by Dave Stauble
Dropkick Murphys, photo by Dave Stauble
ドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys)は、ウディ・ガスリー(Woody Guthrie)の言葉を使った楽曲をアルバム1枚分レコーディング。新アルバム『This Machine Still Kills Fascists』として海外で9月30日に発売します。リリース元はDummy Luck Music / [PIAS]。

ドロップキック・マーフィーズは、ウディ・ガスリーの遺族と長年にわたって交流があり、2006年の楽曲「I'm Shipping Up to Boston」には、ウディ・ガスリーが書いた歌詞が使用されています。今回、ウディの娘であるノラの協力のもと、バンドはウディ・ガスリーの言葉を使った楽曲をアルバム1枚分レコーディングしました。

このアルバムについて、バンドの共同ヴォーカルのケン・キャシーは「このプロジェクトは長い時間をかけて作られたものなんだ。ノラ・ガスリーは、彼女の父親が僕たちのことを気に入ってくれて、いわば気の合う仲間だと考えてくれていたんだ。僕らにとってはとても光栄なことだよ」と話しています。

キャシーが述べたように、ウディ・ガスリー・プロジェクトは、ノラ・ガスリーが過去10年間にわたり、ウディの未発表の歌詞をコンパイルし、ドロップキック・マーフィーズに提供してきたものでした。

ノラは「私は、あらゆるテーマの歌詞を集めました......今日、言うべき、あるいは叫ぶべきと思われる歌詞をね。ケン・キャシーはウディの歌詞を理解する達人であり、それは複雑であったり、長かったり、深刻であったり、全くばかげたものであったりする。DKMはそれらすべてを提供することができるのです」とコメントしています。

バンドは、このプロジェクトに取り組む時期をどうするか考えていました。そんななか、バンドの共同ヴォーカルであるアル・バーが、病弱な母親を看病するために休暇をとったため、通常のドロップキック・マーフィーズのアルバムをレコーディングする代わりに、ウディ・ガスリー・プロジェクトに取り組むには理想的なタイミングだと考えたのです。

バンドは長年のプロデューサーであるテッド・ハットと共に、ウディの故郷からそう遠くないオクラホマ州タルサにあるThe Church Studioでレコーディングを行いました。タイトルは、ウディが第二次世界大戦中にギターで書いた不朽の名言にちなんだものです。

ウディへの敬意を表し、普段は電気を使うバンドがアンプを使わずアコースティック楽器でアルバムを演奏しています。

キャシーは「ウディ・ガスリーはパンクの元祖だ。彼は時代の流れに逆らい、善戦し、自分の信念を語り、歌い続けた。彼が書いたものを読むとやる気が出るし、彼の勇気に触発されるんだ。一人の男と一本のギター、それは力強いものである」とも話しています。

アルバムからのファースト・シングル「Two 6's Upside Down」は7月6日にリリースされます。この曲はアルバムのトレーラー映像で他の曲とともに一部聴くことができます。

アルバム・トレーラー映像

■『This Machine Still Kills Fascists』

01. Two 6’s Upside Down
02. Talking Jukebox
03. All You Fonies
04. Never Git Drunk No More (featuring Nikki Lane)
05. Ten Times More
06. The Last One” (featuring Evan Felker of Turnpike Troubadours)
07. Cadillac, Cadillac
08. Waters Are A’risin
09. Where Trouble Is At
10. Dig A Hole (featuring Woody Guthrie)