Freddie Mercury’s childhood stamp album © The Postal Museum
クイーン(Queen)の
フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)は子供の頃、切手収集に夢中でした。フレディが収集した切手コレクションをまとめた切手帳が、英ロンドンの郵便博物館で展示されます。同館での展示は初めて。
フレディは幼少期をザンジバルで過ごし、父親のボミは英国植民地政府のオフィスに勤務していました。ボミの切手収集への情熱は息子に受け継がれ、フレディは9歳から12歳まで切手収集をしたと言われています。
1960年代に一家で英国に移住した後、フレディはイーリング・アートカレッジでグラフィックデザインを学びました。彼の芸術的な才能は、切手帳の制作にも表れています。切手の形や色を使って、ページが左右対称になるようなデザインが多く見られます。
54ページに及ぶこの切手帳は、主にイギリス連邦の切手で構成されています。
この切手帳は、英国のプライド運動の50周年を記念した事業の一環として、7月13日から10月30日まで郵便博物館に展示される予定です。
キュレーターのGeorgina Tomlinsonは次のように述べています。
「郵便博物館は、英国のプライド運動50周年を記念して展示するフレディ・マーキュリーの子供時代の貴重な品々をお見せできることを嬉しく思っています。 この切手帳は、その驚くべき音楽的才能と演劇的なステージングで世界中に記憶されている彼の初期の人生への驚くべき洞察です」
この切手帳は、1993年にオークションに出品され、その収益はエイズ撲滅チャリティーのマーキュリー・フェニックス・トラストに寄付されました。それ以来、この切手帳は英国、プラハ、オーストラリアの切手展や巡回展で展示されてきました。
郵便博物館のウェブサイトでは切手帳の全ページを閲覧することができる予定です。
■ロンドンの郵便博物館
https://www.postalmuseum.org/