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マイケル・モンロー 新アルバムにガンズのスラッシュを起用した経緯について語る

2022/05/28 19:15掲載
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Michael Monroe / I Live Too Fast To Die Young
Michael Monroe / I Live Too Fast To Die Young
ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)での活躍でも知られるマイケル・モンロー(Michael Monroe)の新アルバム『I Live Too Fast To Die Young』には、タイトル曲にガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)スラッシュ(Slash)がギターで参加しています。

モンローはミッチ・ラフォンとの新しいインタビューの中で、スラッシュを起用した経緯について語っています。スラッシュの唯一無二な演奏スタイルに注目して起用したのか尋ねられた彼は、こう答えています。

「どうだね、彼は確かに特徴的な音を持っている。(新アルバムの)レコーディングがかなり進んだところで、この曲はスラッシュがソロを弾くのにぴったりだと思ったんだけど、彼は最近の4枚のアルバムでは弾いていなかったからね。彼は、僕が何か頼むといつも快く引き受けてくれたし、本当に優しい人で、君も知っているように、とても心優しいんだ。素晴らしいプレイヤーだし、彼がこれほどまでにビッグになったのは、彼が適したギターを弾くからなんだ。

彼に曲をメールして、“僕の新しいアルバムのタイトル曲を弾いてみないか?ソロを弾いてくれないか? ”と送ったら、彼は“OK、曲は気に入ったよ”と言ってくれたんだけど、でも彼は超忙しいんだ。プロモーションをやっていて、アルバムも発売されるしね。彼に“いつまでに必要なの”と聞かれたので“じゃあ、今すぐ”って答えたんだ(笑)。

“それじゃ、日程を調整してみるよ”ということになったんだ。翌日、彼のエンジニアからファイルと日付を尋ねるメールが届いた。その翌日には、ソロができた。僕は“ありがとう。神の祝福がありますように”と連絡したよ。優しい奴で、本当にカッコいいよね。

素晴らしいソロは、本当に即興で、自然に生まれたもので、一発勝負のようなものだった。最後のほうで崩れそうになるのに、そのあと、またまとまってくるところがいいんだ。Pro Toolsで完璧に仕上げることができる今の時代には、とても新鮮だよ。ソロは、それ自体がステートメントなんだ」



アルバムは6月10日発売。リリース元は海外はSilver Lining Music、日本はビクターエンタテインメント。

日本では独自企画でデラックス・エディションも発売されます。ストックホルム公演の模様を収録したライヴ・アルバム『LIVE - TOO FAST TO DIE YOUNG』が付属されます。このCDはデラックス・エディションでのみ入手可能です。

スタジオ・アルバムのリリースは2019年の『One Man Gang』以来。

新作は2021年11月から12月にかけてフィンランドのヘルシンキにあるInkfish Studiosで録音され、バンドがエンジニアのErno Laitinenと共にプロデュースしています。

モンロー(リードヴォーカル、ハーモニカ)のほか、スティーヴ・コンテ(ギター、ヴォーカル)、リッチ・ジョーンズ(ギター、ヴォーカル)、カール・ロックフィスト(ドラム)、ハノイ・ロックスのバンドメイトであるサミ・ヤッファ(Sami Yaffa)(ベース/ヴォーカル/ギター)が参加しており、さらにタイトル・トラックでソロと追加ギターを担当しているガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)スラッシュ(Slash)をはじめ、複数のゲストも参加しています。

モンローは「このアルバムは、曲の組み合わせとバランスが素晴らしく、全体として素晴らしい物語を語っているんだ」「色彩とエネルギーに溢れていて、もちろん、ロックンロールでもあるけれど、パンクは常に僕らの一部であり続けるし、それは決して死なないんだ」とコメントしています。

以下は以前に公開された映像

「Can't Stop Falling Apart」のミュージックビデオ


「Murder The Summer Of Love」のリリックビデオ
■『I Live Too Fast To Die Young』

01. Murder The Summer Of Love
02. Young Drunks & Old Alcoholics
03. Derelict Palace
04. All Fighter
05. Everybody's Nobody
06. Antisocialite
07. Can't Stop Falling Apart
08. Pagan Prayer
09. No Guilt
10. I Live Too Fast To Die Young
11. Dearly Departed

<Recording lineup>

Michael Monroe - lead vocals, harmonica
Steve Conte - guitars, vocals
Rich Jones - guitars, vocals
Karl Rockfist - drums
Sami Yaffa - bass, vocals, guitar

<Additional musicians>

* Slash - guitar solo and additional guitars on "I Live Too Fast To Die Young"
* Lenni-Kalle Taipale - Piano on "Antisocialite" & "Can't Stop Falling Apart"
* Suvi Aalto and Astrid Nicole - Additional backing vocals on "Can't Stop Falling Apart" and "Murder The Summer Of Love"
* Neil Leyton - Additional backing vocals on "Everybody's Nobody", "Murder The Summer Of Love" and "All Fighter"