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『戦場のメリークリスマス』の誕生秘話を綴った『映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡』発売

2022/05/28 16:13掲載
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映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡
映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡
映画『戦場のメリークリスマス』の壮絶な誕生秘話を綴った『映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡』(吉田伊知郎 著)が、ディスカヴァー・トゥエンティワンから6月10日発売。電子書籍限定で発売予定。

以下インフォメーションより

公開39周年!大島渚の代表作“戦メリ”誕生秘話が明かされる!

本年(2022年)に生誕90年を迎える世界的巨匠、映画監督・大島渚監督。
その代表作の一つが、“戦メリ”の愛称とともに、幅広い年齢層から熱烈に愛されるレジェンド的傑作『戦場のメリークリスマス』(1983)。

デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、トム・コンティ、ビートたけしという異色の顔ぶれによる豪華競演、オール海外ロケによる国際的スケールで製作された同作品は、カンヌ国際映画祭をはじめ世界中で賞讃され、各国で大ヒットを記録しました。

公開から39年を迎え、今なお輝きを失わないこの奇跡の映画は、どんな経緯で企画され、どのようにして作られたのか……?

「映画評論・入門!」「映画『東京オリンピック』1964」などの書籍執筆や、映画雑誌各誌で活躍する気鋭の映画評論家・吉田伊知郎(別筆名・モルモット吉田)が、映画WEBマガジン『CINEMORE』で大きな反響を呼んだ記事を大幅に加筆・新構成し、当時の時代背景と現在の視点を交差させながら描破。
スリリングでエキサイティング、読み始めたらとまらない、まさに必読の一冊です。

■映画「戦場のメリークリスマス」について

本年(2022年)5月28日で、初公開から39年を迎える、伝説の映画「戦場のメリークリスマス」。
「戦メリ」の愛称で知られる同映画は、1983年の公開当時大きなセンセーションを呼び、全世界で大ヒットを記録しました。幅広い年齢層から熱烈に愛されるこのレジェンド傑作を監督したのは、本年、生誕90年を迎える世界的巨匠・大島渚。
デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、トム・コンティ、ビートたけしという異色の豪華競演。オール海外ロケによる国際的スケールで製作された同作品は、カンヌ国際映画祭をはじめ世界中が賞讃。
第2次大戦中、太平洋の孤島にある日本軍捕虜収容所で、いったい何がおこったのか……? 東洋と西洋の文化と愛憎が激突し、予想もつかない結末へとなだれ込む、衝撃と感動のドラマ。
毅然とした英国将校に扮したデヴィッド・ボウイの名演。斬新なメーキャップの坂本龍一。圧倒的存在感を見せるビートたけし。温厚で平和的な通訳を名演したトム・コンティ。それぞれの演技と、気迫の大島演出、成島東一郎の美的キャメラワークがスペークし、高テンションの一作に結実。
もちろん、坂本龍一作曲のテーマ曲「戦場のメリークリスマス」が、現在でもエヴァーグリーンの名曲として、カヴァーされ続けていることは言うまでもありません。
構想から完成まで数年。日・英・ニュージーランド合作で実現したこの映画は、一昨年(2021年)のリバイバル公開でも、若く新しい層を迎えて大ヒット。DVDやBlu-ray、CS放送、配信などでも大人気を誇る作品です。
■『映画監督 大島渚の戦い 「戦場のメリークリスマス」への軌跡』
著者:吉田伊知郎
発売日:2022年6月10日予定
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
形式:電子書籍
定価:1650円(税込)

【目次】

第1章 大島渚と70年代
第2章 女性への眼差しと映画
第3章 『愛のコリーダ』の表現と技法
第4章 抱擁の大地へ
第5章 I am The Most Happy Man in The World
第6章 『戦メリ』戦後秘話
結び

【著者情報】
吉田伊知郎(よしだ・いちろう)
1978年生、兵庫県出身。映画評論家。
著書に「映画評論・入門!」(洋泉社)、共著に「映画『東京オリンピック』1964」(復刊ドットコム)、「映画監督、北野武。」(フィルムアート社)、「『シン・ゴジラ」をどう観るか」(河出書房新社)ほか。『キネマ旬報』『映画芸術』『ユリイカ』等の雑誌、web媒体ほかに執筆。現在(2022年)、web『CINEMORE』に「そのとき映画は誕生した」を連載中。別名義にモルモット吉田。