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ラッシュのアレックス・ライフソン、ギター・ソロにもうあまり興味がない理由を説明し「ツアーの日々は終わった」と語る

2022/05/27 18:15掲載
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Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
ラッシュ(Rush)のギタリスト、アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)の新しいプロジェクト、Envy of None。デビューアルバム『Envy of None』では、ライフソンは自分の演奏に重点を置くのではなく、バンドメンバーのサウンドにニュアンスを与え、補強することだけに集中しました。

ライフソンはGuitar World誌のインタビューの中で、この役割に完全に満足していると語っています。特にギター・ソロはもうあまり興味がないようで、今は「曲に奉仕する」ことの方がやりがいがあると感じているようです。

「ソロについては、もう十分に探求し尽くした感があるんだ。自分のソロには独特のスタイルや個性があるし、バリエーションも豊富だ。でも、今の時点では、曲の役に立ちたいという気持ちの方が強いんだ。あまり邪魔にならないように、あるいは何か特定のものに光を当てないように。ただ、グルーヴに乗り、曲とつながっていることを感じるだけなんだよ」

ギター・ソロを弾くことに消極的なライフソンですが、アルバム『Envy of None』収録曲の「Spy House」にはギター・ソロがあります。これは2015年のラッシュのファイナル・ツアー直後に書いた曲で、このソロの存在は当時の彼の心境に起因するものだと彼は語っています。

「ラッシュのツアーが終わったときに最初に書いた曲だ。ソロがあるのは、(当時の)自分にとって自然なことだったからで、このアルバムでは唯一のソロだと思う。そのような観点から書かれたので、よりギター中心になっている。スペイシーでドリーミーなことが起きて、そういう瞬間がいくつかある、そういうコントラストが好きなんだ」

ライフソンは同じインタビューの中で、「ツアーの日々は終わった」とも語っています。ただ、Envy of Noneでは、かつてのようなツアーではない形でのツアーを行いたいと考えています。

「僕のツアー時代は終わったけど、Maiah(Wynne、Envy of Noneのヴォーカル)と一緒にツアーできるミュージシャンのグループを結成して、本当にクールなライヴを見せたいと思っているのは確かだよ。でも、年間200日もツアーバスで移動することはないだろう。もう経験済みだからね」