オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は英Classic Rock誌のインタビューの中で様々な質問に答えています。オズボーンズ、オズフェスト、ストリーミング、、ソーシャルメディア、若いミュージシャン、結婚40周年、断酒など。また2003年のバイク事故の後遺症のために首の手術を待っているところだとも語っています
Q:もし過去に戻れるとしたら『オズボーンズ』をやりますか?
「どうだろう。後悔はしていない。でも、俺は自分が何をしているのか、よく分かっていなかった。台本があるわけでもなく、リアルなものだった。3年目に入ったとき、シャロンが俺たち全員を座らせて言ったんだ。“どうする?このまま続ける?”すると、みんな“ノー”と言ったんだ。子供たちはドラッグとアルコールに溺れ、俺は酒に溺れるようになった。24時間365日、カメラクルーが家にいると、ちょっとおかしくなってしまうんだよ」
Q:オズフェストは90年代後半に急成長しましたね。そのことを誇りに思っているのでは?
「そうだね。あれはシャロンの部門で、俺じゃないんだけどね。シャロンが俺をロラパルーザに出演させようとしたら“もう時代遅れだ”と言われたんだ。それで彼女は“もういい、自分たちでやろう”と言ったんだ。オズフェストは新しいバンドにステージを与えてくれた。今は新しいバンドが演奏できる場がないんだ」
Q:当時のロックンロールのイメージはどうだったと思いますか?
「オズフェストの観客を見ると、かなりワイルドな印象を受けたよ。でも、彼らはいい人たちなんだ。古いことわざにもあるけど、“表紙で本の価値を判断してはならない(意味:見た目で物事を判断してはいけない)”。俺たちは実際よりも悪く見えてしまうんだ」
Q:今でも良いロックバンドは出てきていると思いますか?
「正直なところ、もう分からない。耳を傾けていないので」
Q:ロックダウンの間、どのように過ごしていましたか?
「絵を描いたり、文章を書いたり、本を読んだりしていた。あまり外に出られないしね。妻も娘も新型コロナウイルスに感染したが、俺は感染したことがない。多くの人と付き合ったが、一度もなったことがないんだ。俺は幸運な部類に入るんだろうな(※このインタビューの後、オジーは結局、4月下旬に陽性と判定されました)」
Q:ストリーミングはロックミュージックにとって良いことだと思いますか、それとも悪いことだと思いますか?
「Spotifyはクソジョークだ。音楽制作のロイヤリティの面では、まさにトイレに落ちたようなものだよ」
Q:最近のミュージシャンにとって、ソーシャルメディアは避けて通れない存在です。あなたはそれに関与していますか?
「少しはね。あまり信用していない。俺が古い人間だからかもしれないが、今は何もかもがあまりにも速く動いているように見える」
Q:今、若いミュージシャンが始めるのは難しいと思いますか?
「ああ、もちろんだよ。今はまったく違う世界だ。以前は、ライヴをやって注目されればよかった。今は、ロックスターになるための本を買って、それを読んで、そこからスタートするんだ」
Q:もうすぐ結婚40周年を迎えますね。
「俺は長年にわたって完璧な紳士ではなかったので、彼女が俺と一緒にいてくれることに驚いているよ」
Q:ロックンロールで結婚を成功させる秘訣は何ですか?
「俺に聞くなよ、知らないんだから! (笑)」
Q:2003年に起きた四輪バイクの事故による後遺症はありますか?
「あるよ。首の手術を待っているところなんだ。最近はうまく歩けない。毎朝、理学療法を受けている。多少は良くなっているけど、ツアーに戻るにはまだまだだよ」
Q:困難な状況に対処するために、音楽はどのように役立っていますか?
「音楽は、人生のいろいろなことから解放してくれるものだ。古いレコードを聴くと、それを初めて聴いたときのことを思い出す。人生のあの頃に戻ることができるんだ」
Q:もう一生、酒は飲まないと思う?
「わからない。そう願うよ。一日一日を大切にしてる。飲むなら飲む。でも、今日は飲みたくない。今日はタバコを吸いたくない。今日はドラッグをやりたくない。だから今日は大丈夫だろう。明日はどうだろうな」
Q:日々の生活はどのように変わりましたか?
「もうクソ刑務所で目を覚ますことはない」