ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、バイクにまたがってステージに登場するライヴの定番を始めたキッカケを語る

ジューダス・プリースト（Judas Priest）のライヴの定番、ロブ・ハルフォード（Rob Halford）が「Hell Bent for Leather」のイントロでハーレーダビッドソンにまたがってステージに登場するシーン。ハルフォードは、Goldmine magazineのインタビューの中で、これを始めたキッカケについて語っています。

「（イギリスのあるコンサート）会場に入ると、会場の外の路地にバイカーが停まっていたんだ。僕は突然、“Hell Bent for Leatherの時にバイクを出せたらとてもクールだな”と思ったんだよ。何人かのバイカーに声をかけて、そのアイデアを伝えたんだ。“いいじゃない。でも、彼のはそんなに大きくないから、私のを使ってよ”と言ってくれたんだ。

俺はバイクを手に入れ、そしてレザージャケットを持っていた。レザージャケットを着たら、まるで啓示を受けたようだった。予期せぬ出来事だった。そのライヴでは、すべてが100パーセントつながっているように感じられた。そして、そうなった。ステージを降りると、“何かが起こった”と思ったよ。見た目も、音も、感触も、すべてがあのバイクを通じて凝縮されていたんだ。まるで（映画）『波止場（原題：On the Waterfront）』の瞬間みたいなものだった。マーロン・ブランドとか、すでに先に起こっているすべてのものが、音楽ではない形で登場したんだ。“あげる”とだけ彼女は書いていた。ファンはそれを気に入った。彼らは完全に熱狂したんだ」