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ドリーム・シアターのジェイムズ・ラブリエ 新曲「Am I Right」のミュージックビデオ公開

2022/05/17 00:25掲載
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James LaBrie's Band
James LaBrie's Band
ドリーム・シアター(Dream Theater)のヴォーカリスト、ジェイムズ・ラブリエ(James LaBrie)はソロ新曲「Am I Right」のミュージックビデオ公開。この曲は新ソロ・アルバム『Beautiful Shade Of Gray』に収録



アルバムは海外で5月20日発売。リリース元はInsideOut Music。スタジオ・アルバムのリリースは2013年の『Impermanent Resonance』以来。通算4作目。

これまでのソロ・アルバム、『Elements Of Persuasion』(2005年)、『Static Impulse』(2010年)、『Impermanent Resonance』(2013年)は、ラブリエの十数年来のソングライティング・パートナーであるマット・ギロリーとのコラボレーションで制作されていましたが、今回はそれらとは異なり、エデンズ・カース(Eden's Curse)のベーシストであり創設メンバーでもあるポール・ローグと一緒に制作されています。

ラブリエは、パンデミック発生直後から新曲の制作を始め、アルバムタイトル『Beautiful Shade Of Grey』には、このアルバムの2つの核となるテーマが反映されていると説明しています。「これらの歌詞の多くは、人間の美しさを扱っており、多くはその中間のグレーゾーンを扱っている。必ずしも幸せではないけれど、悲しいわけでもないんだ」。

このアルバムでポール・ローグはベースとアコースティック・リズム・ギターを演奏。また、2005年の『Elements Of Persuasion』以来、ラブリエの全てのソロ・アルバムに参加しているギタリストのマルコ・スフォーリや、エデンズ・カースのキーボーディストであるChristian Pulkkinenも参加しており、さらにラブリエの息子チャンスがドラムを担当しています。

ラブリエは『The Everyman Podcast』のインタビューに中でローグとのコラボレーションがどのようにして生まれたかを説明しています。

「2010年に(エデンズ・カースの)“No Holy Man”という曲でゲストで歌ったんだ。ポールの作品がとても気に入ったよ。俺にとってポールの曲は70年代のようなクラシックな時代のもので、クラシック・ロック的なアプローチだったんだ。俺はその流れの中で多くのアイデアが浮かんでいた。

ポールとは(その後)偶然会ったんだ。運命の出会いなんてないと思っていたけどね...。

グラスゴーでドリーム・シアターのライヴを終えた翌日(2020年2月24日)、ロンドンとトロントに行くために飛行機を待っていたら、ポールが僕のそばを通って、“ジェイムズ!”と言ったんだ。俺は“ああ、なんてことだ!”と思ったよ。彼は“昨夜のライヴを見ていたのは知っているよね”と言った。彼は僕の古いメールアドレスに何度もメールを送っていた。それから彼は”一緒にやらないか?何か書きたいものはないか?”と言い、俺は“ぜひやりたい”と答えた。その時、俺は“奇妙なことが起きているよね。ウイルスのことを聞いている?”と言うと、彼は“アジアで、南米で、北米で......”と言っていた。俺は“おそらく10月までは終わらないだろうけど、その時に作曲を始めないか?あるいは、その間にアイデアを出し合って、俺が旅先で作業をすることもできるんじゃないかな”と言った。すると、彼は“いいね”と言ってくれた。そのあと、突然、世界が閉じてしまう。3月15日だったと思うけど、すべてが終わり、3月20日にはすでに彼とアイデアを交換していたんだ」

新ソロ・アルバム『Beautiful Shade Of Gray』のソングライティング・プロセスについて、ラブリエは次のように述べています。

「最初はアコースティックをベースにしたものにしようと言っていたんだけど、だんだんとアンサンブルになってきて、Marco Sfogliが全曲リードギターを弾いていて、ポールはリズム・アコースティック・ギターとベースを担当している。そして(息子の)チャンス(ラブリエ)がドラムを叩いているよ。キーボードはChristian Pulkkinenで、彼は素晴らしいキーボード奏者であり、ピアノ奏者でもある。歌詞は、1つを除いてすべて俺が書いているよ。

ポールにリフを投げたり、メロディのアイデアを投げて、それが曲のコーラスや詩になったりと、曲ができあがっていく様子はとても面白かったね。彼は音楽的なアイデアを俺に投げ返してきた。そして、ゆっくりと、しかし確実に、すべてをまとめ上げていったんだ。全員が全面的に参加して、素晴らしい作品に仕上がったよ。レーベルもとても気に入ってくれている。(レッド)ツェッペリンのような雰囲気がありながら、現代的な要素も入っていまるんだ。素晴らしい作品だよ」

以下は以前に公開された映像

「Give And Take」のミュージックビデオ


「Devil In Drag」のミュージックビデオ
■『Beautiful Shade Of Gray』

01. Devil In Drag
02. SuperNova Girl
03. Give And Take
04. Sunset Ruin
05. Hit Me Like A Brick
06. Wildflower
07. Conscience Calling
08. What I Missed
09. Am I Right
10. Ramble On
11. Devil In Drag (Electric Version)