スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は第2期
ディープ・パープル(Deep Purple)のファンだったので
デイヴィッド・カヴァデール(David Coverdale)が加入した際、「すぐに好きになることはないだろうな」と思ったが、『Burn』を聴いて「愕然とした」という。カヴァデールのファンになり、ホワイトスネイク加入の話が来た時は“こんなことがあるのか”と思ったという。Raised On Radioのインタビューの中で語っています。
「子供の頃、ディープ・パープルの大ファンだった。リッチー・ブラックモアがバンドをを脱退した時、彼ら(イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー)がバンドを離れてもうバンドにいない時、僕はとてもがっかりしたんだ。
彼らは新しいメンバーとして、新しいベーシスト(ロジャー・グローバーの後任のグレン・ヒューズ)とシンガーのデイヴィッド・カヴァデールを迎えたんだけど、僕は“すぐに好きになることはないだろうな、だって彼は僕のヒーローじゃないから”と思っていたんだ。でも、そのアルバム(1973年『Burn』)を買ってみたら、なんというか、愕然としてしまったんだ。彼はとても素晴らしいシンガーだった。彼はナンバー1に徐々に近づいていた。Us Festivalだったと思うけど、そこでデイヴィッドが歌っているのを見たとき、僕はただファンになり、カヴァデール在籍時代のディープ・パープルのすべてのアルバムのファンだった。
それから、他のことにも手を広げたんだ。80年代にホワイトスネイクのアルバムには、素晴らしく信じられないような音楽と、彼の歌声がすべて詰まっている。それはロックンロールの種に対する献身的な姿勢なんだ。とても新鮮で、しかもパイプがある。
アルバムを本当に楽しんだバンドに参加する話が来たとき、“こんなことがあるのか”と思ったよ。クレイジーで素晴らしいフロントマンのデイヴィッド・リー・ロスから、別の人物に乗り換えたんだ。ロック界で最も偉大なシンガーのひとりだと思う人と一緒に演奏できるなんて、これはすごいチャンスだと思ったんだよ。声質もパワーも素晴らしいしね」。