スピーカー技術の100年Ⅳ 新素材と新技術による音質の追求
100年におよぶスピーカー技術の歴史を、スピーカー研究で知られる筆者が蒐集した膨大な資料をもとに精緻に整理・集成した“スピーカーの百科事典”の4刊目『スピーカー技術の100年Ⅳ 新素材と新技術による音質の追求』が誠文堂新光社から5月11日発売。
本書は100年におよぶ欧米と日本の歴史的スピーカー技術と製品を詳細に紹介するもので、学術的価値の高いものであると同時に、系統的研究発表として日本初の内容です。
ここまで膨大な資料を紹介する書籍は、他に類を見ないという。
第4刊目の本書は以下のような内容の章立てで構成しています。
第14章 低域,中域,高域の各帯域における再生アプローチを解説
第15章 新技術による位相制御,低域再生限界,歪み率などの高性能化
第16章 内外のモニタースピーカーを紹介
第17章 各帯域における振動板の技術開発
第18章 磁石や磁気素材開発による磁気回路の高性能化の歴史
■『スピーカー技術の100年Ⅳ 新素材と新技術による音質の追求』
著 者:佐伯 多門
仕 様:B5判、368ページ
定 価:4,840円(税込)
発売日:2022年5月11日(水)
ISBN:978-4-416-62141-7
【目次】
カラー口絵 帯域分割による広帯域再生を目指す
第14章 高品位(Hi-Fi)再生への飽くなき挑戦
第15章 高性能化を求めた新技術
第16章 業務用モニタースピーカーシステム
第17章 高品位再生用直接放射型スピーカー用振動板
第18章 スピーカー用磁気回路
項目/人名索引
【著者プロフィール】
佐伯 多門(さえき・たもん)
三菱電機で業務および民生スピーカー企画を担当しヒット作を連発。在職中に当社より『スピーカー&エンクロージャー百科』監修。退職後スピーカー技術の研究を、MJ無線と実験などのオーディオ誌に発表。内外から非常に高い評価を得ています。本シリーズ既刊として2018年に『スピーカー技術の100年 黎明期〜トーキー映画用』、2019年『スピーカー技術の100年Ⅱ 広帯域再生への挑戦』、2020年『スピーカー技術の100年Ⅲ ステレオの時代と日本製システムの変遷』を上梓しています。