ブライアン・イーノ(Brian Eno)の新しいドキュメンタリー『ENO』が制作されています。イーノ公認のオフィシャル・ドキュメンタリーで、彼のキャリアを網羅した作品。監督のゲイリー・ハストウィットは、数百時間に及ぶ未公開映像、イーノのアーカイブから未発表の音楽、ビジュアルアートにアクセスすることを許可されています。この作品は2023年公開予定。ティーザー映像あり。
以下、イーノのSNSに掲載された声明より
「著名な映画監督であるゲイリー・ハストウィットは、近日公開予定の映画『ENO』の制作を発表しました。この映画は、先見性のある音楽家、アーティスト、思想家のブライアン・イーノのキャリアを網羅した決定的なドキュメンタリーです。何百時間もの未公開映像、イーノのアーカイブからの未発表の音楽、ビジュアルアートを豊富に含む『ENO』は、複数のヴァージョンでリリースされ、その制作と展示に画期的なジェネレーティブ・テクノロジーを採用する予定です。
ハストウィットは、ブライアンが特に情熱を注いできたサステナビリティ(持続可能性)、社会的公正、文明の未来といったテーマを深く掘り下げると同時に、何よりも創造性の本質に焦点を当てることを目指しています。
ハストウィットは“ブライアンのキャリアの大半は、プロデューサーとしての役割だけでなく、『Oblique Strategies』カードや音楽アプリ『Bloom』などのプロジェクトでのコラボレーションを通じて、彼自身や他者の創造性を高めることにありました。『ENO』は、ブライアンの50年にわたるキャリアのアウトプットを素材にした、創造性に関するアート映画だと考えています”と述べています。
本作は2023年に公開予定、詳細は後日発表」
タイポグラフィとグラフィックデザインに関する映画『Helvetica』で知られるハストウィットは、これまでにもメイヴィス・ステイプルズ(『Mavis!』)やウィルコ(『I Am Trying to Break Your Heart: A Film About Wilco』)に関する映画を制作しています。
イーノとハストウィットは2018年に初めてコラボレーションし、イーノはハストウィットの映画『Rams』(ドイツのデザイナー、ディーター・ラムスについてのドキュメンタリー)でオリジナル・スコアを作曲しています。
ティーザー映像