フー・ファイターズ(Foo Fighters)の
テイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)は、よく通っていた楽器店で出会った子供たちのために、ほぼ毎週のように楽器機材を買っていたという。彼が亡くなった後、米国最大の楽器小売チェーンであるギター・センター(Guitar Center)の元店長が、海外の掲示板型ソーシャルニュースサイトRedditにて、テイラーの心温まるエピソードを投稿していました。最近になってレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロがこの話を共有するなど、Reddit以外の場所でもこの逸話が紹介されています。
Redditに投稿したMBAH2017という名のユーザーは、こう投稿しています。
「僕は以前、フー(ファイターズ)のリハーサル・スタジオのすぐ近くにあるギター・センターで店長をしていたことがあるんです。デイヴ(グロール)とテイラーはいつも来ていたよ。いろいろなものを手に入れたり、ただぶらぶらしたりしにね。
グロールはとてもおもしろい人で、“デヴィッド”という名札を付けてカウンターの後ろに立って、みんなをからかっていたよ。
テイラーはドラムの売り場に行って、子供たちと一緒に遊んでいた。あるとき、何かのきっかけで彼の口座を調べてみたら、彼はドラムの機材代として、ほぼ毎週何千ドル請求されていることに気づきました。でも、彼がそんなに大きなものを持って帰るのを見たことがなかったので、僕は上司に不正の可能性を指摘しました。
すると上司は“彼は基本的に、子供に何か買わずに来店することはない”と言いました。なんて立派な人なんでしょう」