「当初、ソロEPのアイデアを持つ前に、2017年にマサチューセッツ州セーラムのピーボディ・エセックス博物館で開催された初の『It's Alive』展に合わせて、カーク・ハメット・コレクションのためのサウンドトラック・ミュージックのようなものを制作する必要性に迫られたんだ。人々が展示を見て歩くときに、バックグラウンドでループ再生される音楽を構想していた。ある夜、進行を考えながら座っていると、いつの間にか“Maiden And The Monster”のすべてのパーツが揃っていたんだ。
ロサンゼルス、パリ、オアフ島など世界各地で録音され、カーク自身がプロデュースした『Portals』には、A面に「Maiden And The Monster」と「The Jinn」、B面に「High Plains Drifter」と「The Incantation」が収録されています。後者2曲は、『S&M2』でおなじみのエドウィン・アウトウォーターとの共作です。アウトウォーターはキーボードを担当し、『Portals』ではLAフィルハーモニー管弦楽団を率いています。