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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、「Higher Ground」のカヴァーに対するスティーヴィー・ワンダーの反応について語る

2022/04/12 17:44掲載
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Red Hot Chili Peppers, photo by Clara Balzary
Red Hot Chili Peppers, photo by Clara Balzary
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)は以前にスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の「Higher Ground」をカヴァーしました。メンバーは先日、米ラジオ番組『The Howard Stern Show』に出演した際、この曲をカヴァーした理由と、このカヴァーに対するスティーヴィーの反応について話しています。

ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)は、このカヴァーがどのようにして生まれたかを説明しています。

「フリーが“Higher Ground”のヘヴィメタル・ヴァージョンをやるのは良いアイデアだと思わない!”と言っていたんだ。(フリーを見て)君のアイデアだったんだよね。80年代はひどいヘヴィ・メタルが流行っていて、“ヘヴィ・メタルはロックだ”みたいな時代だったから、“野心的で勇気あることをやろう”みたいなことは絶対に考えていなかった。僕らにとってはただ...クールなアイデアだったんだ。“やってみよう”と。ただ、好奇心があっただけなんだ。“どうなるんだろう”ってね」。

フルシアンテが説明した後、チャド・スミス(Chad Smith)は、このカヴァーに対するスティーヴィーの最近の反応のひとつについて話しています。

「実は少し前に、彼が僕の親友と一緒にいるところを見たんだ。そのあと、彼がやってきて、(その友人が)“ヘイ、スティーヴィー、チリ・ペッパーズをどう思ったんだい?彼らが“Higher Ground”のカヴァーは気に入ったかい?”と言うと、(スティーヴィー・ワンダーの声を真似て)“使用料のチェックが好きなんだ”」

その後、フリー(Flea)は、滞在していたデトロイトのホテルのロビーで起こった彼自身の話を話しています。

「ある人から電話があって、“スティーヴィー・ワンダーがホテルのロビーにいる”と言ってきたんだよ。すごく興奮した。僕はスティーヴィー・ワンダーが大好きで、僕にとっての最大のヒーローの一人なんだ。カヴァーのこともあって知らせてくれたのかなと思って、ロビーまで走って行って挨拶しようとしたんだ。

彼が座っていたので、僕は彼に近づいて“スティーヴィー!こんにちは、僕はフリーです! レッド・ホット・チリ・ペッパーズで演奏しています。ご挨拶がしたくて。あなたのカヴァーを演奏しました、大好きです...”と言ったんだよ。

そのあと待っていると、なんとなく気まずくなって、1分ほど経ってから、“オーケー、その、挨拶したかったんです。僕はフリーです。あなたの音楽は僕にとってとても大切なものなんです。とにかく、良い一日を!”と言ったんだよ。

そしてさらに1分が経って、僕はますます気まずくなって、彼は何も言わず、僕を無視していた。僕は立ち去ろうとしたら、彼は“君はメンバーの一人なのか?”と言うので“そうです、ベース奏者です”と言ったんだ。彼は僕が嘘をついてるかどうか確かめようとしたんだと思う。“ああ、そうか。こんにちは。来月、僕の募金活動のために演奏してもらえますか?”と言ったので、僕は“お役に立てるなら何でもしますよ、スティーヴィー!”って言ったんだ。それから1分くらいおしゃべりしたかな。それ以降、何度も彼に会っているけど、彼はいつも本当に寛大な精神の持ち主で、親切で、魅力的な人なんだよ」