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カート・コバーンの死から着想を得たガス・ヴァン・サント監督映画『ラストデイズ』 英国でオペラ化

2022/04/07 12:05掲載
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Kurt Cobain
Kurt Cobain
ニルヴァーナ(Nirvana)カート・コバーン(Kurt Cobain)の死から着想を得たガス・ヴァン・サント監督映画『ラストデイズ』(2005年)。英ガーディアン紙によると、この映画を脚色したオペラ『Last Days』が、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で2022年から2023年のシーズンの一部として上演されます。

コバーンの最後の日々に基づいていた『ラストデイズ』は、ブレイクという架空の若いロックミュージシャンが自殺する前に、苦痛、鬱、孤独、薬物摂取へと堕ちていく様子が描かれています。

オペラ『Last Days』は、ROHの31歳のコンポーザー・イン・レジデンス、オリヴァー・リースが作曲し、マット・コプソンが脚本を書いています。コプソンとアンナ・モリッシーの演出で、10月にROHのリンバリー・シアターで上演される予定です。

ROHは、このオペラが「現代の神話を作り上げた苦悩の中に飛び込んでいく」と述べています。

作曲を担当したリースはニルヴァーナの大ファンで、『ラスト・デイズ』はオペラのテーマにふさわしいと語っています。「典型的な物語で、オペラはそのような物語をうまく扱っている」。

彼は、このオペラがニルヴァーナのファンだけでなく、幅広い層の人々にアピールすることを望んでいるとも語っています。「この作品は“有名人の避けられない死”をテーマにしています。今ならどんなスターでもありうるのです」とも述べています。