メタル・ブレイド・レコーズの創設者であるブライアン・スレイゲルは、出演したThe Metal Voiceのポッドキャストの中で、ラーズが着ていたサクソンのTシャツをきっかけに、彼がいかにしてメタリカとの絆を深め、それが最終的に、メタル・ブレイド・レコーズの伝説的コンピレーション・アルバム『Metal Massacre』に至ったかを回想しています。
『Metal Massacre』は、無名のメタル・バンドを発掘して世に送り出したメタル史に残るコンピレーション・アルバム。メタリカの最初のスタジオ録音である「Hit the Lights」が収録された作品で、この作品がなければ現在のメタリカは存在していなかったとも言われています。
「それから1年半後、俺がこのコンピレーション・アルバムを作っていていると、ラーズが俺に電話してきて、“バンドを組んだらアルバムに参加させてくれないか?”って言ったので、俺は“もちろんだよ。バンドが必要なのかい? (これまでのバンドでは)なぜダメなんだ?”と言うと、彼とジェイムズ(ヘットフィールド)とは何度かジャムったことがあるんだけど、実際には何もなかったと言っていた。それから、ラーズから再び連絡が来て“俺たちアルバムに参加できるぞ”って言っていた。1981年と82年に、アルバムに参加することはかなり大きなことだったから、彼らは一緒になったんだ。そして3人で、いや、2人で全部レコーディングしたんだ。そして(メタリカ草創期のギタリスト)ロイド・グラントがリードを弾いて、それがオリジナルの“Hit the Lights”になったんだ」