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1曲30秒の曲を1000曲収録したアルバムをリリースした英バンド Spotifyとのミーティングに招待される プレイリストのルールを変更予定

2022/03/01 13:36掲載
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Mark Christopher Lee, singer and guitarist of The Pocket Gods (Photo: Christina Jansen/cjansenphotography.com)
Mark Christopher Lee, singer and guitarist of The Pocket Gods (Photo: Christina Jansen/cjansenphotography.com)
Spotifyに公正な使用料率を求めるため、1曲30秒の曲を1,000曲収録したアルバムをリリースした、英インディーズバンドのThe Pocket Gods。英国の新聞「i」によると、このアルバムが60万回再生されたことで、バンドはSpotifyに注目され、Spotifyは現在、“和平交渉”を呼びかけているとのこと。

同紙によると、SpotifyのCEOのダニエル・エクは、バンドのフロントマンであるマーク・クリストファー・リーに連絡を取り、Spotifyのアーティスト・リレーションの責任者とのミーティングに招待したという。

リーは同紙に「TikTokを見ればわかるように、これからは短い曲が主流になるから、Spotifyは、俺たちは時代の最先端を走っていると言ってくれたんだ。彼らは、30秒の曲をSpotifyのプレイリスト(チャートヒットの要因)に投稿することを検討したいとも言っていた。以前は、曲が短すぎるので、できなかったんだ」と言い、また現在月額9.99ポンド(日本は月額980円)で提供されているプレミアムサービスの料金が引き上げられた場合、ソングライターへの使用料率が上がると言われたと話しています。

The Pocket Godsは、Spotifyでは曲が30秒再生された時点でストリーミングされたとカウントされるため、リスナーが曲を最後まで再生してもしなくても支払われるロイヤリティは同じであると主張しています。同紙などは、Spotifyではストリーミングの再生1回につき0.002ポンドをアーティストに支払っていると伝えています。

バンドは以前に、音楽教授のMike Erricoが2015年に寄稿した、Spotifyの現在の方法が3分間のポップソングの終わりを告げるかもしれないという記事に触発されて、このアルバム『1000×30 - Nobody Makes Money Anymore』を制作したと語っていました。

フロントマンであるマーク・クリストファー・リーはアルバム・リリース前に、「この記事を見て、“たった30秒で報酬を得られるのに、なぜもっと長い曲を作る必要があるのか”と考えさせられた。俺たちは1,000曲を作曲してレコーディングしたけど、それぞれの曲の長さは30秒強だ。一番長いのは36秒だよ。このアルバムは、公正な使用料率を求めるキャンペーンへの関心を高めることを目的としているんだ」と述べていました。