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ヴァン・ヘイレンのラスト作『A Different Kind of Truth』発売10周年 ウルフギャングが当時の逸話を語る

2022/02/08 16:38掲載
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Van Halen / A Different Kind Of Truth
Van Halen / A Different Kind Of Truth
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)が最後のスタジオ・アルバム『A Different Kind of Truth』を2012年2月7日に発売してから10年が経ちました。それを記念してウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(Wolfgang Van Halen)がUltimate Classic Rockのインタビューの中で、当時の逸話を語っています。

2006年にウルフギャングがベースを担当し、翌年にデイヴィッド・リー・ロスが復帰したことでバンドは再始動してツアーを行いましたが、エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)はニューアルバムの制作には消極的でした。

ウルフギャングはインタビューの中で「理にかなったことだと思えたんだ。せっかくいい活動しているんだから、アルバムを作ってみたらいいんじゃないか?と思った」と話していますが、ウルフギャングは「その時点で父の作曲スタイルは大きく変わっていた。悪い意味ではなく、クラシック時代のヴァン・ヘイレンのファンがあまり評価しないような別の意味での変化だった」とも理解していました。

しかし、ウルフギャングにはアイデアがありました。それは、主にヴァン・ヘイレンのデビューアルバムの前の数年間に作られた曲をデモの保管庫から持ってきて、現在のラインナップでアップデートするというものでした。

「当時のヴァン・ヘイレンは、レガシーなイメージが強かった。もちろん、熱狂的なファンはアルバムを求めていたけど、ほとんどの人は“Panama”や“Jump”などを聴きたいと思っていたからね。だから、昔のデモを聴いてインスピレーションを得たり、古いアイデアを基にして新しいものを出したりするのに価値があると思ったんだ。パパはいつも作曲していたから、そこにはいつもたくさんのアイデアがあったんだ」。

約2年の歳月を経て、2012年2月7日に発売されたアルバムは、ビルボード200で2位、トップ・ロック・アルバムとトップ・ハード・ロック・アルバムのチャートで1位を獲得し、好評を博しました。

「2012年にヴァン・ヘイレンがこのような結果を残せたことは、とても素晴らしいことだと思うよ。僕らが実際にアルバムをレコーディングできたことがどれほどの努力だったのか、みんな理解していないと思うんだ。時間がかかったけど、僕たちはとても熱心に取り組んだんだよ。

それは楽しい経験であり、楽しい試みであり、やり遂げられたことに感謝している。かなりクレイジーだった。自分が力を注いだこと、そして成し遂げられたことを誇りに思うよ」

Ultimate Classic Rockでは、ウルフギャングによる収録全曲の楽曲解説も掲載されています。

ウルフギャングのお気に入りの一つは「Blood and Fire」で「音楽的にはパパが書いた曲の中で最高のものの一つだと思う」と述べています。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://ultimateclassicrock.com/van-halen-different-kind-of-truth-track-by-track/