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亡くなる2日前に録音されたジミ・ヘンドリックス最後のライヴ音源をリマスター化 ロニー・スコッツのドキュメンタリーで使用 映像公開

2022/01/29 18:48掲載
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Jimi Hendrix - Official Clip from Ronnie’s
Jimi Hendrix - Official Clip from Ronnie’s
亡くなる2日前に録音されたジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の最後のライヴ・パフォーマンス音源がソーステープから新たにリマスターされ、ドキュメンタリー映画『Ronnie's』で使われます。このリマスター音源も含んだ映画の本編クリップ映像が公開されています。

この映画『Ronnie's』は、英ロンドンのジャズ・クラブ「ロニー・スコッツ」に関するドキュメンタリーです。

ヘンドリックスは、亡くなる2日前の1970年9月16日の夜、友人である元アニマルズのエリック・バードン(Eric Burdon)が組んだバンド、エリック・バードン&WARがロニー・スコッツで行ったコンサートのセカンドセットに登場し、ブルース/フォークのスタンダード曲「Mother Earth」や「Tobacco Road」のカヴァーなどを演奏しました。

この公演のオーディオは何年も前からインターネット上に流れていますが、映画監督の オリヴァー・マレーは、この伝説的なジャズ・クラブを描いたドキュメンタリー映画『Ronnie's』を制作するにあたり、このブートレグの出所である音楽ファンのビル・ベイカーに連絡を取ることにしました。ベイカーは、70年代前半、ライヴ会場にブリーフケースほどの大きさのオープンリールテープレコーダーを持参していたそうです。

マレー監督らはベイカーに「正しい方法で、正しい理由で映画を作っている」と説明し、交渉開始から数ヶ月後にベイカーから了承を得てソーステープを預かって、リマスター音源を制作しています。この映画のために、マレー監督と彼のチームは、ヘンドリックスの演奏をデジタルで前面に押し出しています。

映画『Ronnie's』は海外で2月11日公開