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ボブ・ディラン 全楽曲の原盤権をソニー・ミュージックに売却 約227億円以上と報道

2022/01/25 12:49掲載
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Bob Dylan
Bob Dylan
ボブ・ディラン(Bob Dylan)は、これまで録音した全楽曲の原盤権をソニー・ミュージックエンタテインメントに売却したことを発表しました。この契約には「将来リリースされる複数の新作の権利」も含まれています。売却額は公表されていませんが、米ビルボード誌などは、ディランの原盤権は2億ドル(約227億円)以上の価値があると推定しています。

ディランは声明の中で、「Columbia Recordsと(ソニー・ミュージック会長の)ロブ・ストリンガーは、幾年にもわたり、たくさんのレコードを通して私によくしてくれた。私のすべての録音物があるべき場所に留めることができて嬉しいです」とコメントしています。

ディランは2020年、自身が作詞・作曲を手がけた作品全体の音楽出版権(著作権)をユニバーサル・ミュージック・パブリッシングに売却しています。この時の契約額は3億ドル以上と推定されています。

曲の権利には、録音物に関する権利の「原盤権」と、音楽や歌詞などのソングライティングに関する権利の「音楽出版権(著作権)」の2つがあります。

「原盤権」は複製や販売を管轄し、権利所有者は、作品の再出版の権利を持ちます。

一方、「音楽出版権(著作権)」の所有者は、ストリーミング配信、アルバム販売、広告やラジオ、映画での使用などの際に、使用料を受け取れます。