HOME > ニュース >

ミック・ジャガー 88年ソロツアーでは小さなバーでサプライズライヴを月一で開催 ジョー・サトリアーニが逸話語る

2022/01/21 17:21掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Joe Satriani & Mick Jagger - Ebet Roberts, Getty Images
Joe Satriani & Mick Jagger - Ebet Roberts, Getty Images
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)ミック・ジャガー(Mick Jagger)が1988年に行ったソロ・ツアーに参加したギタリストのジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)は、当時ミックが好きだったことの一つ、予告なしで小さなバーを訪れてライヴをすることについて語っています。

サイトUltimate Classic Rockのインタビューの中で、ジョー・サトリアーニは次のように話しています。

「彼はそれが大好きだった。月に一度、どこかのバーを見つけては、地元のバンドと話をして、彼らの機材を引き継いで演奏していた。追加のギターが必要な場合は持っていったけど、ほとんどの場合、彼らが持っているものを引き継いで使っていたよ」

サトリアーニにとって、ミック・ジャガーがこのような親密な環境で演奏するのを見るのは喜びでした。

「観客との距離が15センチしかなくて、観客が彼に触れることができる状況でミックが演奏するのを見るのは、いつも最高だったよ。ミックは、ブルースやロックンロールのお気に入りの曲を演奏するのが大好きだった。僕たちは皆、それを楽しみにしていたんだ」

「全てがクレイジーだった。ミックのために、密かにSUVで乗り付けるんだ。彼はとても有名な人物なので、慎重に扱わなければならない。でも、彼はそれを楽しんでいた。人と一緒にいることが好きで、パフォーマンスをすることが好きで、ポジティブなロックンロールのエネルギーを発散している彼の隣に立っていることは、まさに価値のあることだった。本当に素晴らしかったよ」

さらにサトリアーニは、ミックが観客の数に関係なく、同じようにエネルギッシュなパフォーマンスをしていたと語っています。

「95,000人の観客を前にした東京ドームのステージでも、僕は彼の隣に立っていたけど、この小さなクラブでは、80人か100人かの小さなスペースに人がぎっしりと詰め込まれていた。ステージの高さは6インチ(約15cm)ほど。でも、彼はとても気に入っていたよ。ああいう小さなクラブで“Little Red Rooster”をやると、みんな飲んでいて、とても楽しいんだ。楽しかったよ。クラブに入って45分ほど演奏して帰る。そして、ホテルに戻ってパーティーをするんだ(笑)」