HOME > ニュース >

ローリング・ストーンズが主催した69年<オルタモント・フリーコンサート> 未公開映像26分を発掘

2022/01/10 16:20掲載(Last Update:2022/01/10 18:35)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Rolling Stones at Altamont--home movie - Library of Congress
Rolling Stones at Altamont--home movie - Library of Congress
1969年12月6日に米カリフォルニアのオルタモント・スピードウェイで開催された、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)主催の野外フリーコンサート<オルタモント・フリーコンサート(Altamont Free Concert)>。これまで未公開だったこのコンサートの模様を撮影した映像が発掘され、アメリカ議会図書館によって公開されています。ネットでも観ることができます。

このコンサートには、ストーンズの他、サンタナ(Santana)フライング・ブリトー・ブラザーズ(Flying Burrito Brothers)ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills, Nash and Young)が出演。30万人以上の観客が集まりました。

しかし、トイレや医療テントなどの基本的な設備が見落とされていたりするなど、あらゆる面で準備不足だったため、コンサートは混乱を極めます。当日はヘルズ・エンジェルスのメンバーを警備担当として起用しましたが、これが災いし、観客がヘルズ・エンジェルスのメンバーに殺害されるという最悪の事態を引き起こし、他にも様々な混乱が起きて計4人の死者が出る惨事となりました。

この「オルタモントの悲劇」はドキュメンタリー映画『ギミー・シェルター』(1970年)でも有名ですが、今回発掘された映像は、フェスティバル中に撮影されたホームムービーによるものです。

ストーンズをはじめとする様々なアーティストのパフォーマンスや観客との交流が、26分間の無音の映像で観ることができます。ストーンズに加え、『ギミー・シェルター』には収録されていないサンタナやクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング、グラム・パーソンズとフライング・ブリトー・ブラザーズの演奏なども収録されています。

この映像は、2002年に米国議会図書館がアーキビストのリック・プレリンジャーから譲り受けた20万巻のコレクションの一部です。

図書館の映像セクションの責任者であるマイク・マションはこう話しています。

「プレリンジャー・コレクションの作業をしていた技術者が、2巻の(一般的なホームムービーのフォーマットである)サイレント8mmリバーサル・ポジを見つけました。フィルムには手書きで“Stones in the Park”と書かれていました」

当初、マションはこの映像が1969年にストーンズがハイド・パークで行った公演のものではないかと考えていましたが、調べてみると本当の出所がわかりました。

「私はその8mmフィルムを、当館のフィルム保存研究所に2Kデジタル化のために送りました」「数日後、非常に興奮した同僚から、これはハイドパーク公演のものではなく、カリフォルニアのオルタモント・スピードウェイでのコンサートのもので、1970年のドキュメンタリーの映像ではないという知らせが届きました。多くの人は『ギミー・シェルター』のドキュメンタリーをよく知っていますが、このホームムービーにはもっとたくさんのものがあります」

■『Rolling Stones at Altamont--home movie -』