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スティング、AC/DCは素晴らしいが自分には向いていない理由を語る

2022/01/04 19:53掲載
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Sting
Sting
スティング(Sting)は、AC/DCがやっていることは素晴らしいし敬服しているが、自分には向いていないという。スティングにとって音楽の本質は「驚き」であるため、AC/DCは「高品質だけど、何が出てくるかわかっているので、僕には向いていない」とRick Beatoのインタビューの中で述べています。

スティングは、AC/DCについて「僕はAC/DCには敬服する。彼らのやっていることは素晴らしいと思うし、一緒に演奏している姿やサウンドも素晴らしい」と言ったあと、「AC/DCのレコードは何が出るかいつもわかっている。高品質だけど、何が出てくるかわかっているので、僕には向いていないんだ」と話しています。

さらにスティングは自分の音楽の好みについて、こう語りました。

「僕にとって、すべての音楽の本質は驚きなんだ。ある音楽を聴いたとき、最初の8小節で驚きがなければ聴くのをやめ、スイッチを切ってしまう。

僕には驚きが必要なんだ。ドミニク(ミラー、スティングのギタリスト)と僕にはJ.S.バッハという先生がいるんだけど、バッハを8小節演奏すると、毎回驚きがある。そして次の8小節、また次の8小節...。この作曲は本当に驚きの連続なんだ。

僕にとっては理論的なことではなく、ただの本能的なものなんだけどね...。3/4拍子。3が大好きで、とても古風で、ワルツしかできないし、ミリタリーではないけど、ワルツには何か惹かれるものがあるんだ。

6/8拍子にも憧れるし、そういったものを楽しんでいるんだよ。僕は、ジャンルに属したり、何かのルールに自分を合わせるために来たのではない。

本能的にやりたいと思ったことをやるだけで、その機会と特権を得られたのは幸運なことだと思うよ。

また、同じような感覚を持った素晴らしいミュージシャンたちにも助けられている。彼らは、音楽の全領域を探求していて、“俺たちはここのエリアにいるんだ”と言うだけではなく、何でも演奏する。ジャズ、クラシック、ポップ、ソウルとね」