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ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、Instagramに夢中になっている理由を語る ツアー先の様々なスポットを自ら訪れた写真を投稿

2021/12/31 13:29掲載
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Mick Jagger
Mick Jagger
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)ミック・ジャガー(Mick Jagger)は、2021年の北米ツアー中、コンサートのために訪れた都市のさまざまなスポットや観光地を自ら訪れ、その写真を自身のInstagramページに投稿していました。中には、大衆酒場に立ち寄った際、周りにストーンズ・ファンがいたにも関わらず、まったく気づかれなかったこともありました。なぜこのような写真を投稿し続けたのか? ミック自身が米ワシントン・ポスト紙に語っています。

Q:なぜこのようなことをしようと思ったのでしょうか?

「Instagramの写真を撮るためだけにやっているわけではないんだ。ホテルの部屋に閉じこもってテレビを見ているのは嫌だから、出かけるためにやっているんだよ。でも、ちょっとした面白いことがあるんだよ。“ああ、これはいい写真になるな、笑えるな”とね。でも、全部は載せないよ。中にはあまりにも変なものもあるからね。変なものを見たり、人に会って挨拶したりしている」

Q:どこに行くかはどうやって決めるのですか?

「数日しか滞在しないのであれば、ちょっとした計画を立てるよ。美術館があるかどうかとか。それぞれの街には、美しい公園や素敵な絵、興味をそそる博物館、思いもよらないような奇妙なものなど、何かしら興味をそそるものがあるからね」

Q:あなたと一緒に写っている人がいませんね。ボディーガードがいるのでしょうか、それともあなたともう一人だけなのでしょうか? 私は、あなたが気づかれて、もみくちゃにされるのではないかと思うのですが。

「警備のスタッフを1人か2人連れて行く。あと、誰か一人、多分ミュージシャンの一人を連れて、外に出て散策するんだ。ナッシュビルでは街路を歩いたよ。俺はマスクと帽子をつけているので、誰にも気づかれないんだ。クレイジーだよ」

「俺はただその場所の雰囲気を掴みたいだけなんだ。ある意味、日記のようなものだと思っているんだ」

Q:各都市からから投稿するというアイデアは、あなたが考え出したものなのでしょうか、それとも誰かが「ねえ、これをやったら面白いよ」と言ったのでしょうか?そこにはどんな狙いがあったのでしょうか?

「俺のアイデアだよ。(2019年にInstagramを)始めたとき、以前のツアーでもやっていたんだ。今はソーシャルメディアが普及しているけど、(あの時は)今ほどみんなが注目していなかった。俺があのバーから写真を投稿したとき、ほら、ビーバーのバーだよ。多くの人が注目してくれたんで、俺は、ああ、これはちょっと面白いなと思ったんだよ」

Q:シャーロットのThirsty Beaver Saloonの写真ですね。この写真では、あなたはビールを飲んでいますが、周りの人々はあなたがそこにいないかのように振舞っています。「目をそらしたり、気づかないようにしてください」と言う必要があったのでしょうか?それとも、気づかれなかったのでしょうか?

「基本的には、全員が俺の後ろにいる」

Q:ああ、なるほど、気づかれなかったんですね。

「ほとんど人がいないし、暗いしね。大したことないよ。大きな大きなリムジンに乗っているわけでもない。街を歩いて、そのまま下に降りてきただけ。ツアーの規約で酒場に入ることは許されていないので、部屋の中に入ることはできない。それは俺たちが交わした約束なんだ。でも、酒場の外に立つことはできる。人との距離も離れているしね」

Q:どうやってThirsty Beaver Saloonのことを知ったのですか?

「地元の人が“あそこは人気のある大衆酒場だよ”と教えてくれたので、そこに行ってみたんだ。普通だったら、バーに入って、そこで時間を過ごすんだけどね。でも、新型コロナウイルスのことを考えると、それはしたくなかったんだ。だから外に出たんだ。

他の時間帯には、セントルイス・アーチのような典型的な観光をすることもあったよ。ある時間帯に行くと、人があまりいないので、マスクを外して写真を撮ったんだ」

Q:ロサンゼルスでは、ビルに描かれた1969年のミックの壁画に出会っていますね?

「あれはずっと前からあるんだよ。ロサンゼルスには何度も行っているからね。あの壁画の前を何度も通ったんだ。あそこに行くのは面白いなと思っていたら、娘のヘアサロンが同じ場所にあるんだ。だから、それをやってみようと思ったんだ」

Q:昔からよく歩かれていたのですか? 自然遊歩道の写真がたくさんありますね

「ツーリングは都会的ものなので、自然の中に身を置くと、そういう場所に行ったときに違った視点で物事を見ることができるのが良いよね。ワイルドだよ。他の場所では、写真を撮らずに長いハイキングをしたこともある。ミズーリ州では、森の中でかなり長いハイキングに出かけた。地図にはあまり記されていなかったし、Googleマップもあまり役に立たなかった。でも、無事にたどり着いた。カヌーに乗っている人以外、ほとんど誰もいない場所まで歩いたよ」

Q:他のメンバーに声をかけることはありますか?例えば「キース、自然遊歩道を散歩してくるよ」とかね。

「キースは特にそうは思っていない。彼とはツアー中の扱い方が違うんだと思うんだ。彼はたまに食事に出かけることがあるぐらいなんだ。でも、新型コロナウイルスの件では、人混みに入ったらどうなるんだろうという心配があって当然だと思う」