ブラック・サバス(Black Sabbath)の
トニー・アイオミ(Tony Iommi)は、自身にとっての“ロック神”を一人選ぶ英BBC Radioの番組『The Rock Show With Johnnie Walker』の「Rock God」コーナーに出演しました。アイオミは
クイーン(Queen)の
ブライアン・メイ(Brian May)を選び、その理由について、次のように語っています。
「クイーンの最初のアルバムを聴いたとき、彼のサウンドとスタイルがとても印象的だったんだ。アルバムを聴いたとき、“これは本当にいいバンドだ”と思ったんだよ。ギタリストは常に他のギタリストに興味を持つものだけど、彼は独特の音と演奏方法を持っていて、俺はそれが気に入ったんだ。魅力的だった。彼は、他の誰からも聞いたことがないような、とても彼らしい個性を持っているんだ。今、ブライアンを聴けば、誰でも彼を選ぶと思うよ。
初めて会ったのは70年代の初めだった。スタジオで会ったのかどうかは分からない。思い出せないんだ。彼は俺たちがどこで初めて会ったか知っているのだろうか? 俺たちはすぐに親しくなり、初期の頃は四六時中話していた。当時は俺がロンドンのスタジオにいることを知ると、彼が来てくれたものだ。
何度か一緒に演奏したことがあるよ。ステージに上がって一緒に演奏したこともあるし、他の人のアルバムで一緒に演奏したこともある。俺のソロ・アルバムにも何度か参加してくれた。
一度だけジャム・セッションをしたことがあるんだ。バンドがロンドンでリハーサルをしていたとき、彼がリハーサル会場にやってきて、バンドと一緒に演奏を始めたんだけど、だんだんとバンドが去っていき、やがて、ブライアンと俺だけがそこで演奏することになったんだ。俺たちの機材以外はすべてなくなっていたけど、俺たちはまだ演奏していた(笑)。
俺たちは長年にわたって素晴らしい友情を築いてきたんだ。彼はギターが大好きで、いつもギターを持ち歩いて演奏している。彼が俺の家に来るときは、いつもギターを用意していて、ちょっとした演奏ができるようにしているんだ」