ロバート・プラントの携帯電話には「アルバム2枚分」の未発表曲がある　プラント本人語る

ロバート・プラント（Robert Plant）によると、彼の携帯電話にはまだ日の目を見ていない「アルバム2枚分」の未発表曲があるという。英ラジオ局Planet Rockのために行われたインタビューの中で語っています。

新型コロナウイルスのパンデミックが発生したとき、音楽活動を中断せざるを得なかったのかと尋ねられたプラントは「正直なところ、すでにストックは持っていたんだ。身を隠したときには、すでに71歳になっていたからね」と言い、その中でも「自分がすでに作っていて、実際には使い道が見つかっていない音楽に目を向けた」という。

「アリソン（クラウス）と僕は（14年ぶりとなる新しいデュオ・アルバム）『Raise the Roof』をほぼ完成させていたけど、真新しい音楽なので（リリースのタイミングを）待たなければならないと思っていたんだ。

でも、他の誰も知らなかったのは、僕が膨大な量の未発表の素材を持っているということだった。その中には完全に完成し、ミックスされ、準備が整っていたものもあるんだよ。

テキサスから戻った後、（彼のバンド）センセーショナル・スペース・シフターズに参加していたので、それを発表する機会を見つけることができなかったんだよ。彼らとは、7年ほどかけて、アフリカ含めて世界中で演奏したり、ガンビアのミュージシャンとミックスしたりしていた」

未発表曲を振り返って、プラントはこう続けました。

「この他のものも、聴き始めたんだけど、ただただ驚いたよ。この古いiPhoneには、未発表の素晴らしい音楽がたくさん詰まっているんだ。それがクラウド上にもあるんだよ。あらゆる種類の音楽がある。みんながずっと欲しがっていたものかもしれないし、あるいは、誰も想像できないようなものかもしれない。本当にたくさんのものがあるんだ。

僕はそれを友人のティム・オリヴァーに送った。オリヴァーはピーター・ガブリエルのスタジオ（リアル・ワールド・スタジオ）で僕の作品のエンジニアリングとミックスを担当しているんだけど、僕たちは他の作品のミックスを始めたんだ。マスタリングもしたよ。(僕の携帯電話には）信じられないようなものがたくさん入っているんだ」

この作品が日の目を見ることはあるのかと聞かれると、プラントはこう答えました。

「まぁ、それを聞きたくなるのは当然だけど、もし僕がアリソンと次のアルバムを作るとしたら、それはないね。あるいは、スペース・シフターズに戻ったとしても、新しい曲を書くことになるので、絶対にない。

僕は次に何をしているだろうか。今日は、この新しいレコード（「Raise the Roof」）と、精神、エネルギー、ミュージシャンの新しい組み合わせに参加できたことにとてもワクワクしている日だ。2年後、もしかしたら僕たちはまた同じことをしているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。他の誰かとやることになるかもしれない。もしかしたら、スタンドアップ・コメディをやっているかもしれない...いや、その頃にはシットダウン（コメディ）になっているかもしれないけどね！」