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デイヴィッド・カヴァデール、ホワイトスネイクのお別れツアーについて語る 大規模なツアーからは引退するが活動は継続

2021/10/28 13:23掲載
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David Coverdale
ホワイトスネイク(Whitesnake)のフェアウェル・ツアーについて、バンドのフロントマンであるデイヴィッド・カヴァデール(David Coverdale)が改めて説明。これを最後に大規模なツアーをやめるが、ホワイトスネイクはこれからも続けるし、カヴァデール自身が引退するわけではないと、ポッドキャスト「Appetite For Distortion」のインタビューの中で語っています。

「69歳の時に2020年のツアーで引退するつもりだった。ホワイトスネイクのシンガーが引退するには最適な年齢だと思っていたんだ。でも、悲しいかな、それは実現しなかった。ご存知の通り、他の出来事が待ち受けていたんだ」

「俺がフェアウェル・ツアーを準備していることは、俺にとって心躍ることなんだ。間違いなく、これはお別れのツアーだよ。俺は70歳だ。体力的にも非常に厳しいものがある。でも、このツアーをやり遂げ、50年の間、俺を支えてくれたすべての人々、何百万人もの人々に感謝の気持ちを伝えることは、俺にとって非常に重要なことなんだ。それは俺の心を揺さぶるものなんだ。本当にね」

「俺の同期や同世代の人たちの多くは、20回目の引退ツアーをやっている。俺はそのような計画を立てるつもりはない。ただ、説明しておかなければならないのは、あのレベルのツアーから引退するのは、俺、つまりデイヴィッド・カヴァデールだけだということなんだ。ホワイトスネイクは今後もプロジェクトを続けていく。俺は新型コロナウイルスの間ずっと曲を書いていた。いくつかの素晴らしい新しいアイデアを書いた。ジミー(ペイジ)が何かしたいと思ったときのためにアイデアを用意してあるよ。でも、すべての曲は、ホワイトスネイクのプロジェクトに活用できるものなんだ。ホワイトスネイクの音楽はこれからも続くよ。それを知ってもらうことが一番重要なんだ。俺がこのレベルでのツアーをやめるだけなんだよ」

「俺はホワイトスネイクのためにたくさんのアイデアを持っているので、ツアーに出なければならないというプレッシャーがないので、別のプロジェクトができるかもしれない。俺らには確固たるファンベースがあるから、ツアーがあってもなくてもファンはレコードを買ってくれると思うよ。

それに、25周年記念と同じように、レガシーシリーズのボックスセットを始めたことも忘れてはいけない。『Slide It In』の35周年、『WHITESNAKE '87』の30周年、ツアーに合わせた特別なプロジェクト、来年の今頃に予定されている別のボックスセットなどがあるんだ。そして2023年には、カヴァデール・ペイジの30周年、俺がディープ・パープルに参加してから50周年を迎えるんだ。すごいことだよね。だから、俺が引退するわけではないんだよ(笑)」

「ありがたいことに、肉体的にもヴォーカル的にも、俺はまだ商品を持っている。俺はロックダウンの前、2020年の春まで実際にツアーをしていた。俺は68歳だったんだけど、今でも元気に活動している。もちろん、素晴らしいバンドと、信じられないほど熱狂的な観客がいればこそ、元気が出るというものだ。

ただ、俺にとっては移動が大変なんだよ。でも音楽は俺にとって酸素だ。釣りに行ったり、かぎ針編みを始めたりはしないけど、プロジェクトは絶対にやるつもりだ。俺は幸運にも自分のスタジオを持っている。これは最高の世界なんだ。

世界中の人々に直接お礼を言わなければならない。今、俺がこのような立場にいることを助けてくれたのだからね。ソーシャルメディアのビデオではなく、世界中の人々に直接感謝しなければならない。ソーシャルメディアのビデオで“外に出られないのは残念だけど、50年間ありがとう”とは言いたくないんだ。それは俺にとって心が痛むことなんだよ」