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ギブソン・カスタムショップからチャック・ベリーのシグネチャーモデル 『チャック・ベリー 1970s ES-355』発売

2021/10/26 20:23掲載
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Chuck Berry 1970s Gibson ES-355 - credit: Danny Clinch
Chuck Berry 1970s Gibson ES-355 - credit: Danny Clinch
ギブソンは、チャック・ベリー(Chuck Berry)のシグネチャーモデル『チャック・ベリー 1970s ES-355』をブランドの最高峰となるカスタムショップによる生産で、限定100本販売します。

以下インフォメーションより

チャック・ベリーは、ロックンロールのパイオニアであり、その楽曲とパフォーマンスは、ロック・ミュージックの基礎を築いたと言っても過言ではありません。生涯を通じて影響を与えた数多くのミュージシャンとともに、人々の記憶に残る熱いパフォーマンスを繰り広げてきたチャック・ベリーを支え続けたのはギブソンのギターでした。

チャック・ベリーの息子であるチャールズ・ベリー・ジュニアはコメントします。

「父が愛用していたギターの中でも1978年製ES-355は一番のお気に入りで、36年以上にわたり父と一緒に世界を旅してきました。最後のアルバムとなった『Chuck』と最新ライブ・アルバム『Chuck Berry: Live From Blueberry Hill』もES-355でレコーディングされました。

今回製品化されたES-355の素晴らしいトーンは、オリジナル同様にギターが歌っているかのようです。このギターを手に入れた皆さん、是非、付属するキャプテン・ハット(船長帽)をかぶって、思いっきりボリュームを上げてロックしてください。」

ギブソン・カスタムショップ1970s ES-355は、チャックの愛用した1978年製を復刻したモデルで、エイジド・ゴールド・ハードウェア、マエストロ・ヴァイブローラー、グローバー・チューナー、バリトーン・スイッチ、スプリット・ダイヤモンド・ヘッドストック・インレイなど、オリジナル同様の仕様です。特徴となるワインレッド・フィニッシュには、マスター・アルチザンのトム・マーフィー率いるマーフィー・ラボによるエイジングが施されており、ヴィンテージ・ギターの雰囲気、質感、弾き心地を再現しています。

『チャック・ベリー 1970s ES-355』は、ギブソン・カスタムショップの熟練したルシアーとクラフツマンが、その多くの工程をハンドメイドで生産する全世界100本の限定モデルとなり、チャックがステージで着用していたキャプテンズ・ハット(船長帽)のレプリカ、頭の後ろで演奏できるようにしたフィンガー・ホルダー、専用の認定書とカスタム・ハードケースが付属します。

チャック・ベリーの故郷であり、ファンの聖地であるセントルイスのブルーベリー・ヒルで撮影されたチャールズ・ベリー・ジュニアのインタビューはこちらからご覧いただけます。(英語)



チャック・ベリーは、セントルイスのブルーベリー・ヒルで200回以上のショーを行いました。

ライブ・アルバム『CHUCK BERRY: LIVE FROM BLUEBERRY HILL』は、これらのコンサートを初めて紹介するもので、「Roll Over Beethoven」「Rock And Roll Music」「Johnny B. Goode」などの人気曲を収録しています。本作のメンバーは、チャック・ベリー(ボーカル、ギター)、チャールズ・ベリー・ジュニア(ギター)、イングリッド・ベリー(ハーモニカ)、ロバート・ロア(ピアノ)、ジミー・マルサラ(ベース)、キース・ロビンソン(ドラム)で、12月17日にCD/デジタル配信、4月15日にはレコードがDualtone Recordsからリリースされる予定です。収録曲の1つである「Carol/Little Queenie」はこちらで試聴できます。

https://www.dualtonestore.com/collections/chuck-berry

当初からオーディエンスを魅了したチャック・ベリーの独特のステージ・パフォーマンスは、64年間のキャリアにおいて最後まで衰えることはありませんでした。当時はまだ黒人アーティストにとっては厳しい時代でしたが、持ち前の才能と努力によって成功をつかみました。チャックが初めてチャートに登場したのは名門レーベルであるチェス・レコードからリリースされた「Maybellene」で、ブルース、スウィング、カントリーの要素を取り入れた音楽スタイルは、“クロスオーバー”という言葉を生み出したとも言え、新しいものに飢えていた若者たちの心をつかみました。それこそがロックンロールの始まりだったのです。

その時代の多くのアーティストとは異なり、チャック・ベリーは自分で曲を書いていました。 多くの若者の心に響く曲を作り出すソング・ライティング・スキルと圧倒的なステージ・パフォーマンスは言わずもがなですが、特筆すべきは彼が奏でた特徴的なギターです。今でこそ一般的になっているロックンロールギターのフレーズは、その後の全てのロック・ギタリストに影響を与えたと言っても過言ではありません。

チャック・ベリーはギブソンを初めて手にした時から、彼の後に続くミュージシャンの道を切り開いてきました。2017年、彼は音楽に捧げた人生という名のステージを去りました。チャック・ベリーが最後まで最も大切にしていたものこそ、ギブソンのES-355だったのです。



【名称】 ギブソン チャック・ベリー 1970s ES-355
【税込希望小売価格】 998,800円
【発売開始時期】 2021年10月下旬
【製品ページ】 https://gibson.jp/electric/chuck-berry-1970s-es-355