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ミーターズのギタリスト レオ・ノセンテリが50年前に録音した未発表ソロ・アルバム発掘 3曲試聴可

2021/10/26 17:16掲載
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Leo Nocentelli -  photo by Michael P. Smith, © The Historic New Orleans Collection
Leo Nocentelli - photo by Michael P. Smith, © The Historic New Orleans Collection
ニューオーリンズ・ファンクのアイコン、ミーターズ(The Meters)のギタリストとして知られるレオ・ノセンテリ(Leo Nocentelli)が50年前に録音した未発表ソロ・アルバム『Another Side』が発掘され、リイシュー専門レーベルLのLight In The Atticから11月19日に発売されます。

ノセンテリは、1970年から72年にかけて、彼の故郷であるニューオリンズのCosimo Matassa's Jazz City Studioでレコーディングを行いました。

録音にはミーターズ時代のバンドメイトであるベーシストのジョージ・ポーターJr.(George Porter Jr.)、ドラマーのジョー“シガブー”モデリストに加えて、ドラマーのジェームス・ブラックも参加。また、ソングライター兼プロデューサーのアラン・トゥーサン(Allen Toussaint)がピアノ演奏で参加しています。

このアルバムはジェイムス・テイラーやビル・ウィザースなどのシンガーソングライターに影響を受けた作品。アルバムは未発表のまま行方不明となり、ノセンテリ本人も時の流れの中で失われたと思っていましたが、最近になって発掘されました。アルバムには、エルトン・ジョン「Your Song」のカヴァーを含む全10曲が収録されています。

リリースするLight In The Atticは本作についてこう語っています。

「このアルバムは、70年代のシンガーソングライターの代表作になる可能性があったにもかかわらず、何十年も手つかずのままでした。奇跡的にハリケーン・カトリーナの壊滅的な打撃を免れ、2018年にレコードコレクターのマイク・ニシタが、2,000マイル離れた南カリフォルニアのスワップ・ミーティングで見つけました。

ニシタは、カリフォルニア州ガーデナのローディアム場外市場を見て回っていたときに、テープの雑多な箱にSea-Saintのロゴがあるのに気づき、それを手にしています。

彼の勘は正しく、そのテープには、ノセンテリの『Another Side』をはじめとする数多くの音源が収められていました。これはニューオリンズにあるアレン・トゥーサンのスタジオSea-Saintで作られたものでした。

その後の調査で、このテープはある倉庫に保管されていましたが、その倉庫が閉鎖され、中身がブラインド・オークションにかけられ、最終的に地元の交換会でニシタの目の前に現れたのです。一生に一度の大発見だったと言えるでしょう」

このアルバムから3曲聴けます。またトレーラー映像もあります

「Till I Get There」「Give Me Back My Loving」「Thinking of the Day」


トレーラー映像
■『Another Side』

Another Side Tracklist
Thinking Of The Day
Riverfront
I Want To Cry
Pretty Mittie
Give Me Back My Loving
Getting Nowhere
Till I Get There
You’ve Become A Habit
Tell Me Why
Your Song