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デペッシュ・モードのデイヴ・ガーン ファンからの様々な質問に答える 食器洗い機についてのこだわり語る

2021/10/23 18:56掲載
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Dave Gahan
Dave Gahan
デペッシュ・モード(Depeche Mode)のフロントマンであるデイヴ・ガーン(Dave Gahan)は、食器洗い機についてこだわりがあり、誰かがナイフやフォークなどを間違った方向に入れた場合には黙っていないという。デイヴは、英ガーディアン紙の企画でファンからのさまざまな質問に答えています。

Q:誰もがそうであるように、あなたにも浮き沈みがあります。後悔していることはありますか?

「後悔というのは変な言葉だよね。僕はもう、自分の人生をそんなふうに振り返ったり、自分がした選択に言い訳をしたりしない(ガーンは1996年にヘロインの過剰摂取により、2分間死んでいた)。良くも悪くも結果はついてくるが、僕はここ(ニューヨーク)でとても恵まれた生活を送っている。自分のやっていることを精一杯楽しむだけだよ」

Q:あなたのステージングに影響を与えたパフォーマーは誰ですか?

「幼い頃からミック・ジャガーだよ。子供の頃はよく踊っていたし、(英TV番組)『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出てくる人の真似をしていた。(デヴィッド)ボウイにも大きな影響を受けたけど、14歳のときにはザ・ダムドのデイヴ・ヴァニアンに夢中になったよ。10代の頃は『トップ・オブ・ザ・ポップス』でグラムなものばかり見ていたし、ジェームス・ブラウンやプリンス、エルヴィスなどの影響を受けた。パフォーマンスを始めたばかりの頃は、恐怖で麻痺していた。マイクにしがみつき、その後も拳を握ったままだった。でも、体を動かしてみると、それほど緊張しなくなることがわかった。動き続けているうちに、だんだんと自分のものが見えてきたんだ」

Q:音楽を作る上で刺激を受けている、現在のお気に入りのアルバムは何ですか?

「ストーンズの『Exile on Main Street』をよくかけているよ、カオスなんだけど美しいんだ。それに合わせて歌っている。たぶん下手くそなんだけど、“ストーンズの一員だ!”という感覚が好きなんだ(笑)。最近、(プライマル・スクリームの)ボビー・ギレスピーとサヴェージズのジェニー・べスの新しいアルバムを手に入れたんだ。彼らの常識を覆すような作品で、それに惹かれたよ」

Q:生きている人でも亡くなった人でも、シンガー、ミュージシャン、プロデューサーなど、誰かと一緒に曲を録音できるとしたら、それは誰ですか?

「ダニエル・ラノワの絶妙なサウンドは、(デペッシュ・モードの)マーティン(ゴア)のハードコアなエレクトロニクスに何か面白いものをもたらしてくれるかもしれないね。(ブライアン)イーノの名前が挙がったこともあったけど、彼はコールドプレイと仕事をするようになったので、可能性があってもできなかった。僕たちは常にリスクを取ろうとする。フラッドとは素晴らしいアルバムを作った。彼とはまた一緒に仕事がしたいね」

Q:この2年間に起こった出来事(新型コロナウイルスのパンデミック)は、あなたにどのような影響を与えましたか?また、今後の曲でその影響を聴くことはできますか?

「僕たち全員が影響を受けた。仕事をしていないときは、孤立している時間が多いんだけど、そのことに慣れてきて、今では友達のように思っているよ。インスピレーションが湧いてきたこともある。だから......これからだね」

Q:以前、ボビー・ギレスピーがインタビューで、あなたはバンドメンバーが食器洗い機にナイフやフォーク、スプーンを間違った方向に入れたのを叱ったことがあると言っていました。これは本当でしょうか?また、他にも家庭内での知恵をお持ちですか?

「(笑) 。僕は、他人が食器洗い機に食器を入れるのが大嫌いで、誰かが間違って入れた場合にはひっくり返すよ。今使っているマシンでは、ナイフやフォーク、スプーンをラックに並べて置くので、さらにこだわりが強くなっているんだ。僕からのアドバイスは、オーブンの自動洗浄機能は2回までしか使わないこと。それ以上使用するとオーバーヒートしてオーブンが壊れてしまうんだ。最近知ったよ」

Q:今まで観た他のバンドのコンサートで一番良かったものは?

「2002年頃、ニューヨークのビーコン・シアターで観たシガー・ロスだね。サウンド、美しさ、そして音楽の力強さが素晴らしかった。感情が溢れて涙が出るほどだった」

Q:もしもミュージシャンになっていなかったら、何をして過ごしたかったですか?

「泥棒にでもなっていたかもしれないね。16歳のとき、僕は良い状態ではなかった。僕は流されやすい性格だったけど、絵を描くことも好きだった。17歳のとき、アリソン・モイエやトーク・トークの仲間たちと同じアート・カレッジに通っていた。その中で、音楽活動に参加する機会を得て、目的意識を持つことができたんだ。僕のような人間は変わり者だと感じた。今でも変な人たちと一緒に遊んでいるよ」