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ラーズ・ウルリッヒ、メタリカのセットリストが変わり続けることのメリットを語る

2021/10/21 14:13掲載
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Lars Ulrich
Lars Ulrich
メタリカ(Metallica)は、ツアー中に毎晩セットリストを変更していますが、メンバーのラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)はセットリストが常に変化することの利点を最新インタビューの中で語っています。

ラーズは、The Eddie Trunk Podcastの最近のエピソードでの中で、自分たちが20年近くにわたって毎晩異なるパフォーマンスを行ってきたことに言及。メタリカの熱狂的なファンが何度もライヴに足を運ぶ理由になるだけでなく、毎晩新しいセットリストを準備することで、バンドがその瞬間に集中することができ、そのおかげでライヴがより良いものになると語っています。

「俺たちは、1ヶ月ほど自分たちを拘束して、週5日、1日8時間のリハーサルをするようなバンドではない。この15年間で演奏してきた曲は、50〜60曲ほどあるが、その中から好きな曲を選んで演奏している。瞬時にというわけではないが、ゼロから始めるのとは違う」。

セットリストの中に、ディープな曲や奇抜な曲が組み込むことで、4人のメンバーは常にメタリカ楽曲の大部分に精通しています。毎晩、「Master of Puppets」「Enter Sandman」「One」などの主要な曲がありますが、バンドはリハーサルの時間を利用して、必要な曲を何でも確認することができます。演奏は常に完璧というわけではありませんが、4万人の観客の前ではすべてがバラバラになる危険性があるからこそ、誰にとっても興味深いものになるとラーズは言っています。

「俺たちのことを知っている人なら誰でも知っていると思うが、俺たちはちょっとした綱渡りのようなものなんだ。俺たちは常に10%のリハーサル不足なんだよ」。

その結果、「バンドの他のメンバーや観客と一緒に、本当にその場にいるような感覚になるんだ」と彼は付け加えています。

最近では、同じフェスティバルで週末の金曜日と日曜日で2公演を行った例を挙げ、プロモーターから毎回異なる内容にするよう「あえて」と言われたと語っています。

「これまでにないことをやりたかった。どの曲も繰り返さなかったよ。終わったときには34曲になっていたと思うけど、とても楽しかったよ。やりがいもあったしね」