クイーン(Queen)の
ロジャー・テイラー(Roger Taylor)は、
フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)が初めて自分たちのために歌ってくれたとき、「笑ってしまいそうになった」と語っています。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーは1968年に出会い、ティム・スタッフェルと共にスマイルというバンドを組んでいましたが、ベーシスト兼シンガーがティムが脱退することになり、その後任として彼らとも知り合いだったフレディ・マーキュリーが加入します。
ロジャーは英デイリー・テレグラフ紙のインタビューの中でこう振り返っています。
「彼はとても極端だったので、最初は笑ってしまいそうになった。というのも、彼はまだ自分の声を発展させることができず、後のようなコントロールができなかったからなんだ」
「でも、彼は何事にも突き進むエネルギーと熱意を持っていた。そして、本当に多くの隠れた才能を持っていたよ。僕たちは大の仲良しだった。ケンジントンマーケットに出店していたんだけど、彼はとても愉快で、一緒にいても楽しいし、人生にものすごく貪欲だった。彼はまるで自分自身を発明したかのようだったよ」
ロジャーはかつてギターを弾いていましたが、ブライアン・メイと出会ってその才能に圧倒され、ギターをやめたという。彼はデイリー・テレグラフ紙にこう語っています。「僕はブライアンのような才能を持った人に会ったことがなかったので“すごい!”と思ったよ。天性の才能だと思う」