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クイーンのロジャー・テイラー 新シングル「The Clapping Song」公開

2021/09/17 17:28掲載(Last Update:2021/09/24 12:55)
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Roger Taylor / Outsider
Roger Taylor / Outsider
クイーン(Queen)ロジャー・テイラー(Roger Taylor)は新シングル「The Clapping Song」をデジタル/ストリーミングでリリース。YouTubeほかで聴けます。この曲はシャーリー・エリスの1965年ヒット曲のカヴァー。新ソロ・アルバム『Outsider』に収録されます





アルバムは10月1日に世界同時発売。日本盤はCD、デジタルともに日本盤ボーナス・トラック2曲を追加収録予定。ロジャーはまた2021年のUKソロ・ツアーの開催も発表しています。

以下は以前に公開された映像

「We're All Just Trying to Get By」のミュージックビデオ


以下、リリース決定時のプレスリリース(日本語訳:ユニバーサルミュージックジャパン)より
         
「ささやかなツアーだけれど、とにかく楽しく、音楽的にとても良いものにしたいし、みんなに楽しんでもらいたい。僕自身すごく楽しみにしているよ。
クイーンの曲もやるかって? もちろんさ!」ロジャー・テイラー

ロック・アイコンかつ高い評価を受けているドラマー、ロジャー・テイラーが、今秋、UKソロ・ツアーを行うことを発表した。

新型コロナ・ウイルスの感染拡大の影響により、クイーン+アダム・ランバートの大規模なUK&ヨーロッパ・ツアーが2022年まで延期されたことから、テイラーは小規模なホール・ツアーの実施を決意。今回のコンサートは、1970年以来、クイーンのライヴ及びスタジオ作品において無くてはならない存在であり続けてきた、彼独特のドラミング、ヴォーカル、そしてソングライティングの才能が発揮される絶好の機会だ。

テイラーにとって、クイーン以外でのライヴ活動は、今回20年以上ぶり。10月1日にリリースされる最新ソロ・アルバム『アウトサイダー』(原題: Outsider)の発売に合わせて、10月に英国で14公演が予定されている。

ソングライターとして、「カインド・オブ・マジック」(A Kind Of Magic)、「RADIO GA GA」(Radio Ga Ga)、「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」(I’m In Love With My Car)、「シアー・ハート・アタック」(Sheer Heart Attack)、「輝ける日々」(These Are the Days of Our Lives)など、クイーンの大ヒット曲や人気曲を数多く手掛けてきた一方、ロック界で最も個性的なヴォーカリストの一人でもあるテイラー。今回のソロ・ツアーでは、クイーンと自身がこれまでに発表してきたソロ作の数々の名曲に加え、ロックダウン期間中にマルチ・インストゥルメンタリストとして彼が制作したニュー・アルバム『アウトサイダー』収録の新曲を含めた、豪華セットを披露することが約束されている。

「しばらく前から僕らはみんな、何とか生きていこうとするだけで精一杯だっただろ」と、テイラーは語る。「今回は基本に立ち返って、素晴らしい音楽仲間と一緒に、ちょっとしたロックをやりに外にまた出て行こうという思いでいるんだ。もちろん、クイーンの定番曲や僕の初期のソロ作品の曲もやるけれど、新曲も発表するつもりさ。だから、ぜひみなさんに足を運んでほしいと願っているよ」。

テイラーの2021年秋のツアーは、10月2日(土)のニューカッスル・O2アカデミーを皮切りに、英国各地を廻った後、10月22日(金)にロンドン・O2シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで締めくくられる。

ロック・レジェンドのテイラーは、今回このツアーのため特別に編成したバンドを率いて全英を巡る予定。その顔ぶれは、クイーン+アダム・ランバートのキーボード奏者スパイク・エドニーとサポート・ドラマーのタイラー・ウォーレンに加え、ギタリストのジェイソン・ファルーン、ゴールドフラップのライヴ・メンバーであるキーボード奏者アンジー・ポロック、ベーシストのチャーリー・ジョーンズとなっている。

『アウトサイダー』は、テイラーにとって2013年の『ファン・オン・アース〜地上の愉楽』(原題: Fun On Earth)以来となるソロ・アルバムだ。この10年間、彼は折に触れ、「Journey’s End」、「Gangsters Are Running This World」など、自らの世界観や観察眼を反映したソロ・シングルも発表してきた。最も近いところでは、昨年のイギリスにおける第一次ロックダウンを受けて作詞作曲/レコーディングした「Isolation」(=孤独感、隔離)がある。

新作『アウトサイダー』の収録曲の多くはロックダウン期間中に録音したもので、テイラーが内省的に自らを見つめているのが特徴だ。アルバム全体を通じ、隔絶された孤独感が明らかに伝わってくると共に、時の流れに対する不安が滲んでおり、「傍らに追いやられていると感じる、全てのアウトサイダー達」に向け、説得力を持って捧げられた作品となっている。

「Isolation」に続き『アウトサイダー』をレコーディングしたことについて、テイラーはこう語っている。「ちょっとした創作意欲が湧いてきて、いつの間にか、突然アルバムを作ることになっていたんだ。自分でも驚いたよ!」

「気づいたらスタジオにいて、次々と曲が生まれてきたんだ。すごく楽しかったね」

極めてパーソナルなプロジェクトである『アウトサイダー』では、殆どの楽器演奏をテイラーが担当。彼の抑制されたヴォーカルは、このアルバムの黙想的な雰囲気にマッチしている。だが、その途中、ハードなリフのブルース・ロックを炸裂させたり、アドレナリンを放出しながら、1965年の珍しい名曲に驚きのリメイクを施すなど、テイラーが羽を伸ばす瞬間もある。それこそ正にこの困難な時期、我々にとって必要な“地上の愉楽”だと言えよう。

最新アルバム『アウトサイダー』は、10月1日、ユニバーサル ミュージックより発売。

日本盤は、CD、デジタルともに日本盤ボーナス・トラック2曲の追加収録が決定!!