クイーン(Queen)の
ブライアン・メイ(Brian May)と
ロジャー・テイラー(Roger Taylor)は、
アダム・ランバート(Adam Lambert)と共に2019年のアメリカ・ツアー中にナッシュビルで新曲を制作しました。最終的にこの曲は未完成に終わりましたが、ロジャー・テイラーによると、完成しなかったのはブライアン・メイがこの新曲に「突然興味を失った」ことが原因のようで、「理由はよくわからない」と最新インタビューの中で話しています。
3人が新曲を制作していたことは、今年2月の英Classic Rock誌のインタビューの中で明らかにされていました。そのインタビューの中でブライアンは、「友人からもらった曲をアレンジしようとしていたんだ。素晴らしい曲になる可能性を秘めていたんだけど、僕たちはそれを完成させることができなかった。そこに到達できなかったんだ」と語っていました。
ロジャーは英Mojo誌の最新号のインタビューの中で、この曲について「ブライアンが突然興味を失って、その理由はよくわからないんだ」と語っています。
「ナッシュビルで、みんながかなり疲れていたときに始めたんだ。タイトルが決まらなかったし、歌詞もクイーンにしてはちょっとネガティブすぎる気がしたんだ。でも、かなりいい感じだったので、光が当たるといいなと思っているよ」
同じインタビューの中で、ロジャーは映画『ボヘミアン・ラプソディ』の続編の可能性について、自身の考えを語っています。
「僕の感覚では、伝記映画は1本で十分だと思うんだ。でも、それを否定するのは馬鹿げているよ。もし誰かが、真実味を帯びた素晴らしい脚本を書き上げれば、それはそれでいいと思う。でも、ある意味では、僕たちは自分たち自身が難しい存在であり、素晴らしいものにならないようなことをするリスクを冒したくないんだ。たぶん、それが最近の僕たちをスタジオから遠ざけている原因のひとつかもしれない」