デヴィッド・ボウイ(David Bowie)と小型の電子楽器スタイロフォンがコラボレーション。限定版『ボウイ・スタイロフォン』が発売されています。
スタイロフォンは、付属のペンで鍵盤をなぞって音を出す電子楽器。もともとは子供向けのトイ・シンセでしたが、その独特のサウンドなどからプロのミュージシャンにも愛され、ボウイやクラフトワークも使用しています。
ボウイは、1969年に発表したシングル「Space Oddity」でスタイロフォンを使用。その後も、キャリアを通じて使い続けました。最近では、2002年アルバム『Heathen』に収録された「Slip Away」のレコーディングに使用しています。今回のコラボレーションは、ボウイとスタイロフォンの長年にわたる関係を記念して実現しています。
今回の発売は、デヴィッド・ボウイ・アーカイブとスタイロフォンを製造する英国のDubreq社とのコラボレーションによるものです。『ボウイ・スタイロフォン』は9月16日から発売が開始され、ボウイの音楽を紹介する記念ブックレットが付いています。
ボウイがスタイロフォンを使用している写真や映像をフィーチャーしたトレーラー映像が公開されています。
ボウイのプロデューサー、
トニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)は、若き日のボウイがスタイロフォンのメーカーに選ばれて、無料でスタイロフォンを提供されたことに興奮していたことを思い出しています。
ヴィスコンティは次のように語っています。
「ボウイはいち早くスタイロフォンを手にして、この新しくて非常に急進的な音楽制作方法を発見した一人だった。彼はすぐにそれを使い、この楽器のユニークな音を使って曲を作った。それは、もちろん“Space Oddity”でした。
ボウイとスタイロフォンは、その後何年にもわたって同列に語られる名前だった。ボウイは、自分の名を冠したこの新しい楽器をとても誇りに思うことでしょう」
■ショップサイト
https://dubreq.com/shop/