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アイアン・メイデンはなぜプログレッシブで複雑な長い曲を作る傾向にあるのか、ブルース・ディッキンソン語る

2021/09/13 20:02掲載
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Iron Maiden / Senjutsu
Iron Maiden / Senjutsu
アイアン・メイデン(Iron Maiden)の最新アルバム『Senjutsu』は全10曲中、7分未満の曲は3曲しかなく、10分以上の曲は3曲もあります。

ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)は、SiriusXMの『Trunk Nation Virtual Invasion』のインタビューの中で、メイデンがなぜプログレッシブで複雑な長い曲を作る傾向にあるのか語っています。

ディッキンソンは、自分とスティーヴ・ハリス(Steve Harris)に壮大な長さの作品を作った「責任の一端」があると語っています。

「スティーヴは、俺と同じくプログレの大ファンなんだ。例えば、スティーヴはジェスロ・タルの大ファンで、俺もジェスロ・タルの大ファンだ。彼は『A Passion Play』や『Think As A Brick』が大好き。俺は『Aqualung』や初期の作品が好きだ。

彼はジェネシスの大ファンで、ピーター・ガブリエル時代のジェネシス、『The Lamb Lies Down On Broadway』とか、彼は全部好きなんだ。俺はジェネシスには興味がないんだけど、ピーター・ガブリエルの、確か3枚目のソロアルバムが大好きだった。

ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーターというバンドがいて、彼れはジェネシスと同時代のバンドなんだけど、ある意味ではジェネシスよりも少し独特な感じだった。俺は彼らが大好きだった。ヴォーカルのピーター・ハミルのヴォーカル・スタイルを少し拝借したよ。だから俺らは、シン・リジィ、ディープ・パープル、ブラック・サバスと並んで、プログレが頭の中でぐるぐる回っているんだ」

ディッキンソンは、最近になってジューダス・プリーストを影響を受けたアーティストのリストに加えたという。共通のツアーに参加するまで彼らのことをあまり考えていなかったそうですが、その後、「ワオ、彼らは本当にクールなことをやっているんだ!」と思ったそうです。

ディッキンソンは「そういう影響を受けて、結果的に素晴らしい長い曲を作ることになったんだよ」と話しています。

『Senjutsu』では、12分39秒という長さの「The Parchment」があります。

もし、この曲がライヴのセットリストに含まれることになれば、彼はマイクを長時間休む機会になるだろうと冗談を言っています。

「(ライヴでこの曲を演奏するときは)後半ではノンアルコールの水を飲んでいるよ。“The Parchment”の途中で5分半のティータイムがあるんだ」

以下は「The Parchment」の音源