アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)は、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが始まったとき、ガールフレンドとフランスに滞在していました。彼の楽しい日々は、隣人による
ヨーロッパ(Europe)「The Final Countdown」のひどい演奏で台無しになったと語っています。
最新インタビューの中でディッキンソンはこう話しています。
「俺はパリのガールフレンドのアパートで足止めを食らっていたんだ。最悪だったのは、俺たちのアパートにはとても小さなバルコニーがあって、上の部屋には、午後5時になると毎日サックスの練習をして、世界最悪の“The Final Countdown”をする男がいたんだ。ショットガンで目を覚ますようなものだよ」
また同じインタビューの中で、アイアン・メイデン加入時に行われたオーディションについても話しています。バンドはポール・ディアノの後任を決めるために、2回のオーディションを行ったという。
「最初のオーディションはリハーサル室で行われた。4曲を覚えるように言われて“彼らは2枚のアルバムしか出していないから全部覚えよう”と思った。その後、彼らはスウェーデンで昔の歌手と一緒にライヴをすることになった。そこで俺は“彼らは俺と一緒にとても楽しい一日を過ごしたばかりだから、ちょっと難しいだろうな”と思った。そうしたら、彼らが戻ってきて“彼をクビにしたから、今度はレコーディング・スタジオでテストをして、俺たちが聞き違いをしていないかどうかを確認したい”と言ってきたんだ」
4曲をライヴで歌った後、メイデンはディッキンソンの参加を決めます。「みんなでどこかの劇場で行われたUFOのコンサートに行って、ビールを飲みまくったんだ。それが歴史の始まりさ。大変な仕事が始まったのは次の日からだよ」