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ブラック・オーク・アーカンソーの創設メンバー ギタリストのリッキー・リー・レイノルズが死去

2021/09/06 15:53掲載
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Rickie Lee Reynolds (Image credit: Michael Putland/Getty Images)
Rickie Lee Reynolds (Image credit: Michael Putland/Getty Images)
サザン・ロック・バンド、ブラック・オーク・アーカンソー(Black Oak Arkansas)の創設メンバーのひとりでギタリストのリッキー・リー・レイノルズ(Rickie Lee Reynolds)が死去。彼の娘であるアンバー・リーが自身のSNSで明らかにしています。レイノルズは72歳でした。

娘のアンバー・リーの過去の投稿によると、レイノルズは新型コロナウイルスのために入院し、その後、腎不全と心停止を起こし、9月5日の朝に亡くなっています。

リーは「残念ながら、今朝、彼は再び心停止を起こし、蘇生することができませんでした。私たちは皆、この大きな損失に心を痛めており、彼がいないことで世界全体がより寒く、より空虚に感じられます。今日は、彼が世界に与えたすべての愛を思い出すために、黙祷をしてください。そして、私たちが困っているときに、彼が私たちに与えてくれた素晴らしい感情を、少しでもお返しする時間をとってください」と書いています。

リッキー・リー・レイノルズは米アーカンソー生まれ。後にブラック・オーク・アーカンソーのシンガーとなるジム・ダンディと中学生の時に出会う。2人は、サイケデリック・ロックバンドのKnowbody Elseを結成し、1969年にセルフタイルのデビューアルバムをリリース。翌年にはAtco Recordsと契約を結び、バンド名をブラック・オーク・アーカンソーに変更した。

ダイナミックなライヴ・パフォーマンスで知られるブラック・オーク・アーカンソーは、70年代を通してアリーナを満員にした。ブルース・スプリングスティーン、テッド・ニュージェント、トッド・ラングレン、エアロスミス、イーグルスなどの著名なアーティストが彼らのオープニング・アクトを務めた。

バンドはアルバム『Black Oak Arkansas』、『Raunch 'N' Roll Live』、『High On The Hog』でゴールド認定を受けた。最も商業的に成功したのは1973年の『High On The Hog』で、このアルバムは、ブラック・オーク・アーカンソーが演奏したR&Bの名曲「Jim Dandy」がビルボード・ホット100で25位にランクインした。

レイノルズは1976年にバンドを一旦脱退するが、1984年に復帰し、その後は亡くなるまでライヴやレコーディングに参加した。同グループの最新アルバム『Underdog Heroes』は2019年にリリースされた。