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デイヴ・ムステイン ギブソンの企画でメタリカからの解雇や元バンドメイトとの現在の関係などを語る

2021/08/20 14:23掲載
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Dave Mustaine
Dave Mustaine
ギブソンのドキュメンタリー・シリーズ「Icons」にメガデス(Megadeth)デイヴ・ムステイン(Dave Mustaine)が登場。1時間のインタビューの中でデイヴは、メタリカ(Metallica)からの解雇や、メタリカに嫉妬した理由、元バンドメイトとの現在の関係についても語っています。

メタリカからの解雇についてはこう話しています。

「ニューヨークからの帰り道は長かった。長くなるのはわかっていたよ。帰り道は長く、危険で、最悪だった。ワイオミング州での(死にかけた)事故のせいで、俺はあの時、行かなければならない男になってしまったのだと思った。

“運命”という言葉があるように、俺たち4人の間には才能と個性が溢れていたので、俺は(成功の前に)去る運命だったのかもしれない。俺たちが生き残れたかどうかはわからない。どこかで爆発する運命だったんだ。

帰り道、たくさんのことを考えた。俺はギターを弾きたいのだろうか? このままでいいのか? 俺は何をしたいのか? 出した結論は“メタリカよりももっとメタルなバンドを作るんだ”。名前に“メタル”が入っているバンドよりも、もっとメタルっぽい名前を考えないといけない。で、何を考えればいいんだろう?、それで、“じゃあ、ちょっと待ってみようかな”と思ったんだ。その後、歌詞を書き始めたんだよ」

またメタリカに嫉妬した理由や元バンドメイトとの現在の関係についても語っています。

「メタリカを辞めて、彼らがやった多くのこと、彼らの成功を見て、何でもありだなと思った。彼らがメタルをやめて、ツインケーキを作り始めても、俺は嫉妬していただろう。俺たちは友達だったのに、突然、友達ではなくなってしまったからね。

俺が知っているのは、俺たちが一緒にやっていることを続けたいということだけ。俺たちは人々を幸せにし、俺たち4人は何か特別なもののようにドライブすることができるんだから。

今までの人生で、自分が特別だと感じたことはなかった。でも、このギターがあって、このバンドがあって、今は自分が大したヤツと感じるんだ。

今日の俺たちの友情は、あの時、あの瞬間、あの日、あの時間、あの人たちとは全く違うものだと言えることを嬉しく思う。

俺たちはみんな違う。俺たちは父親になり、年をとった。バンドが止まったとき、俺は自分が止まったように感じたことが、一番ショックだったし、一番受け入れがたいことだったと思う。

それが真実でないことはわかっている。でも、当時の若者は何を考えていたんだろう。俺には指導者もいなければ、“君はこれを乗り越えて、もっと幸せになるんだよ”と言ってくれる人もいなかったんだ」