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ローリング・ストーンズ、新進の若いミュージシャンを支援するためロンドン東部に音楽スタジオを開設

2021/08/05 14:10掲載
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Ronnie Wood opens the music studios at Community Links in Canning Town
Ronnie Wood opens the music studios at Community Links in Canning Town
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)は、新進の若いミュージシャンを支援するため、ロンドン東部のカニング・タウンに音楽スタジオを開設。先日には、メンバーのロニー・ウッド(Ronnie Wood)がコミュニティ・リンクス・センター内に新設されたリンクス・スタジオを見学しながら、若者たちと歓談しました。

ロニーはSNSに「カニング・タウンのコミュニティ・リンクスに音楽スタジオを開設するよう依頼されたことを嬉しく思います。若い頃に助けてもらったことを覚えています。この偉大なチャリティーを通じて、ストーンズがイースト・ロンドンのすべての新進気鋭のミュージシャンに手を差し伸べるのは当然のことです」と投稿しています。

また彼は地元の新聞ニューアム・レコーダー紙にこう語っています。

「このような若い子供たちを助け、彼らが少し励まされた表情を見ることは、とても大切なことです。僕は彼らを助けるのが大好きです。

僕が幼い頃、兄たちと一緒にプレイしたことを覚えています。彼らは皆、さまざまな楽器を演奏していました。僕がギターの指板に指を置くのを手伝ってくれました。

このことは、(ここにいる若者たちに)助けの手を差し伸べることに似ています」。

今回の訪問で、ロニーは、2018年5月25日にロンドン・スタジアムで行われたストーンズのコンサートのポスターとセットリストを若者たちにプレゼントしました。

このコンサートの収益金は、音楽スタジオの建設費用に充てられました。このスタジオでは、ワークショップのほか、音楽技術やサウンドエンジニアリングの資格取得を目指すコースも用意されています。

記念の式典では、ロニーは地元の若者が作った曲を聴きました。

ロニーは式典で「僕は何もないところから始めたので、若いスターたちがどんな経験をしているのか、とてもよくわかります。彼らは、この建物やスタジオが提供するすべてのもの、そして芸術の分野で得られる機会に、大いに刺激を受けることでしょう」と述べています。

コミュニティ・リンクスのディレクターであるChi Kavindeleは、このスタジオが弱い立場にある若者たちに、未来への期待を再び抱かせる機会を与えるだろうと述べています。「若者は、学校生活の乱れや雇用の減少など、パンデミックの影響を不相応に受けています。未来のアーティスト、プロデューサー、エンジニアの登竜門となることを願っています」。