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ロジャー・ダルトリーはジミヘンに恋人を奪われるのを恐れて『The Who Sell Out』のセッションを何度も欠席した、ピート・タウンゼント語る

2021/07/29 15:22掲載
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The Who / The Who Sell Out
The Who / The Who Sell Out
ザ・フー(The Who)ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は、1967年アルバム『The Who Sell Out』の多くの楽曲でリード・ヴォーカルを担当していますが、これはバンドが意図的に選んだものではなく、ロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)がスタジオを不在にすることが多かったため、必要に迫られてのことだったという。タウンゼントは、ダルトリーがスタジオ・セッションのいくつかに参加しなかったのは、ジミ・ヘンドリックスが彼のガールフレンドで後に妻となるヘザー・テイラーを誘惑する可能性にダルトリーが神経質になっていたからだと英Classic Rock誌のインタビューの中で語っています。

タウンゼントは「実際に何があったのか、ロジャーと話したことはない」としながらも、当時、ダルトリーがスタジオにいなかった理由について持論を語っています。

「我々がスタジオにいない日に、ジミ・ヘンドリックスがスタジオを使っていた。その頃、ロジャーのガールフレンドであり、後に妻となるヘザーがジミと付き合っていた。くだらないゴシップになってしまうかもしれないが、彼(ダルトリー)は、いつものようにはいられなかったのだと思う。以前はスタジオにいることを楽しんでいたのに、突然いなくなってしまった......僕は、ロジャーが入ってきて僕の代わりをしてくれるのではないかと想像しながら、曲のヴォーカルを仕上げていた。でも、彼はそこにいなかった。それは、彼がジミ・ヘンドリックスにガールフレンドを奪われたことを気にしていたことと関係があると思うんだ。ヘザーは、彼(ヘンドリックス)が“Foxy Lady”を書いた赤毛の女性だと思うんだけど、そこには何か企みがあったんじゃないかなと思う」

ダルトリーと元モデルのテイラーは1971年に結婚し、先週(7月19日)には結婚50周年を迎えています。