Ronnie James Dio Hologram - DIO Returns World Tour
ロニー・ジェイムス・ディオ(Ronnie James Dio)のホログラム・ライヴが一旦中断されました。ディオの妻であるウェンディは米サイトUltimate Classic Rockのインタビューの中で「ホログラムは保留になっています。もう一度やるかどうかはわかりません」と述べています。ウェンディは、新たに発掘されたものも含む、ディオのアーカイブ映像をコンサートに取り入れるという新しいプロジェクトに取り組んでいることも明らかにしています。
ディオのホログラムは、彼が癌で亡くなってから6年後の2016年にデビューしました。その後、ディオのかつてのコラボレーターで構成されたバンド、Dio’s Disciplesと一緒にツアーを開催。このツアーではディオの録音されたヴォーカルを使い、ホログラムが生身のミュージシャンと一緒にステージ上でパフォーマンスを行いました。
このプロジェクトには多くの批判が寄せられ、「ディオの遺産を利用した金儲け」という声もありました。
ウェンディは「私たちはツアーに出て、それを試してみました。ホログラムをやるという話はまだあるわよ。私にはわかりません。技術的にはもっとたくさんのことが可能になっていると思うけど、ただ、ファンはホログラムではなく、本当のロニーを見たいと思っているのではないかと思うの」
そのため、ウェンディは、亡き夫のアーカイブ映像をコンサートに取り入れるという新しいプロジェクトに取り組んでいます。
「私たちはツアーをするつもりよ。ロニーの特殊効果に取り組んでいるところよ。ホログラムではなく、ロニーのフィルムね。完成した映像をたくさん見つけたの。ロニーだけのISOフィルムを見つけたので、それを使って特殊効果などを行っています。とてもクールに仕上がっているわよ。本当に素晴らしい作品になることを期待しています。私はまだ少ししか見ていません。長い手順と費用がかかりますからね。でも、ファンの皆さんはこれを気に入って楽しんでくれると思います」
現在の計画では、ディオ・バンド(現在の呼び名)は2022年にツアーを行う予定です。また、2022年にはディオの人生を記録したドキュメンタリーが予定されています。
ウェンディはこの映画について、「ロニーと一緒に演奏したさまざまな人たちのインタビューです。ロニーの同級生や友人であるミュージシャンも登場します。だから、とても、とても、とても、とても面白いのよ。来年公開されるのをとても楽しみにしています」と語っています。