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ボブ・ディラン『Bootleg Series Vol. 16: Springtime In New York (1980-1985) 』詳細発表

2021/07/22 00:04掲載
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Bob Dylan / Bootleg Series Vol. 16: Springtime In New York (1980-1985)
Bob Dylan / Bootleg Series Vol. 16: Springtime In New York (1980-1985)
ボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレッグ・シリーズ第16弾『Bootleg Series Vol. 16: Springtime In New York (1980-1985) 』【邦題:スプリングタイム・イン・ニューヨーク : ブートレッグ・シリーズ第16集 (1980-1985)』が9月17日に世界同時発売予定。詳細が発表されています。なお、日本盤のデラックス・エディション完全生産限定盤は9月22日発売予定。

以下インフォメーションより

高い評価を獲得してきたブートレッグ・シリーズの最新章。アルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』制作時のアウトテイクを含む54の完全未発表曲がCD5枚組の豪華なパッケージにまとめられ、今、ヴェールを脱ぐ。

『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集 (1980-1985)』はまた、ハイライト曲を収めたCD2枚組、LP2枚組(輸入盤のみ)のセットでもリリースされる。

1991年に『第1〜3集』が発売されてから30周年、各方面よりきわめて高い評価を獲得してきたボブ・ディランの『ブートレッグ・シリーズ』。その最新章は、ディランの膨大で多岐にわたる作品体系の中で、しばしば見落とされがちではあるものの1980年から1985年にかけての実に豊かな内容の鉱脈を再訪し、彼がソングライター、レコーディング・アーティストとして取り組んだ、挑発的とも呼べる新しい音楽的方向性にあらためて光を当てている。1980年代初頭、音楽業界はMTV、コンパクト・ディスク、デジタル・レコーディングといった新たに出現したトレンドやテクノロジーと立ち向かう事となった。その中でボブ・ディランは、新しいディケイドに向けた曲を書き、レコーディングし、自身のスタジオ録音カタログにとって欠かせないものとなる新たな章を築き上げていったのだ。『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(1980-1985)』は、アルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』に取り組んでいた時期のディランがいかに創造的な状態にあったかを、完全未発表のアウトテイク、別テイク、リハーサル・レコーディング、ライヴ・パフォーマンスなどによって掘り下げている。

デラックス・エディション(CD5枚組)には、ボブ・ディランが1980年から1985年にかけて残した57の貴重なレコーディング作品が収められていて、そのうちの54曲は、これまでいかなるフォーマットでも公開されてこなかったものだ。既発表3曲のうちの2曲は『ショット・オブ・ラブ』録音時のアウトテイク、「レット・イット・ビー・ミー」と「ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ」。前者は「ハート・オブ・マイン」インターナショナル7インチ・シングルのB面、後者は『ハワイ・ファイブオー : オリジナル・ソングズ・フロム・ザ・テレヴィジョン・シリーズ』で発表されていた。そして3曲目は、『インフィデル』のアウトテイクで、フル・フォースをフィーチュアした「デス・イズ・ノット・ジ・エンド」。1988年発表の『ダウン・イン・ザ・グルーヴ』に編集ヴァージョンが収められていたが、『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(1980-1985)』の発表によって、はじめてフル・ヴァージョンで聴くことができるようになる。

『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集 (1980-1985)』は、写真と解説をまとめた特製豪華本、CD収納パック、CD5枚組、日本版ブックレットを収めたデラックス・ボックスセットとあわせて、ハイライト曲で構成されたCD2枚組と12インチ・アナログ2枚組(輸入盤のみ)のセットでもリリースされる。

『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集(1980-1985)』のディスク1収録曲は、1980年から1981年にかけてのディランが、「セニョール(ヤンキー・パワーの話)」や「ラモーナに」など、作曲家としてのヴァラエティ豊かなカタログに新たに加える事となった曲の入念なリハーサル、「井戸端の女」や「メアリー・オブ・ザ・ワイルド・ムーア」といったトラディショナル・フォークの再アレンジに取り組む姿を伝えてくれる。また、リンゴ・スターがゲスト参加した「ミステリー・トレイン」、「スウィート・キャロライン」、「フィーバー」、「エイブラハム、マーティン・アンド・ジョン」など活き活きとした仕上がりのカヴァー曲にも驚かされるが、これらの曲にはフレッド・タケット(ギター)、デイヴィッド・マンスフィールド(マンドリン)、ウィリー・スミス(キーボード)、ティム・ドラモンド(ベース)、ジム・ケルトナー(ドラムス)といったミュージシャンを起用。バックグラウンド・ヴォーカルには、クライディー・キング、キャロライン・デニス、グウェン・エヴァンス、レジーナ・マックレイらを迎えていた。

『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(1980-1985)』のディスク2には、チャック・プロトキンがプロデュースを担当したアルバム『ショット・オブ・ラブ』録音時のアウトテイクと別テイクが収められている。ディスク3と4のメインは、アルバム『インフィデル』のためにディランが書いた曲。そこでは、マーク・ノップラー(ギター)、ミック・テイラー(ギター)、アラン・クラーク(キーボード)、ロビー・シェイクスピア(ベース)、スライ・ダンバー(ドラムス)という豪華な顔ぶれのバンドが彼を支えていた。ボブ・ディランとマーク・ノップラーがプロデュースした『インフィデル』セッションからの曲として、「ブラインド・ウィリー・マクテル」と「ジョーカーマン」の未発表ヴァージョンも採用されている。

ディスク5には、ライヴ録音のトラック(アイルランドのスレイン城で収録された「イナフ・イズ・イナフ」、1984年3月22日に『レイト・ナイト・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』で演奏した「ライセンス・トゥ・キル」)と、アルバム『エンパイア・バーレスク』制作時に残された別テイクやアウトテイクが収められている。ボブ・ディラン自身がプロデュースを担当したこのセッションからは、まったくの初公開となる「ストレイト・エーズ・イン・ラヴ」と「ブラウンズビル・ガール」の初期草稿的なヴァージョン「ニュー・ダンヴィル・ガール」、ディラン正典的な「ダーク・アイズ」の未発表パフォーマンスなどがピックアップされた。

アルバムに添えられたプロデューサーからの言葉によると、今回のコレクションのために選ばれたオルタネート・ヴァージョンは、いずれも、これまでのブートレッグ・シリーズで公開されたトラックとは、まったく異なるものだという。「どのヴァージョンも、あの時期のボブ・ディランがたどった音楽の旅をしっかりと示すために選ばれたものだ」。

『スプリングタイム・イン・ニューヨーク』に寄せたライナーノーツでダミアン・ラヴはこう書いている。「それこそがこの、一切の制約を受けずに編まれた素晴らしいコレクションが、まさに語りかけるもの。つまり、歌たち。無駄な装飾や修正などを排し、移ろいやすいテイストや勝手な判断から解き放たれた歌たち、ということだ。この今、リアルに人生を生き、本能にしたがって行動する人々のための音まで削ぎ落とされた歌たち。粗雑で乱暴、傷ついてなお優しく、冗談を語りながら嘆き、口やかましく、あがきつづけ、なにかを切望する歌たち。歌は、いつだってそこにいた。そして今も、私たちの生と歩調をあわせるようにして、そこにいる」。


このボックスセットから1983年アルバム『Infidels』のアウトテイク「Foot of Pride」のフォーキーな初期ヴァージョンである「Too Late」のフルバンド・テイクが公開中



トレーラー映像あり


■ボブ・ディラン
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(ブートレッグ・シリーズ第16集)』 スタンダード・エディション(2枚組)
SPRINGTIME IN NEW YORK: THE BOOTLEG SERIES, VOL. 16 (1980-1985)
2021年9 月17日世界同時発売予定★未発表写真と解説掲載のカラー・ブックレット(56P)★英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳付の日本版ブックレット★Blu-Spec CD 2★2枚組★SICP31490‐1★¥3,800+税

<収録曲>
CD 1
1.アンジェリーナ/Angelina (Shot of Love Outtake)
2.女がいるのさ/Need a Woman (Rehearsal)
3.二人の絆/Let's Keep It Between Us (Rehearsal)
4.プライス・オブ・ラヴ/Price of Love (Shot of Love Outtake)
5.ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ*/Don't Ever Take Yourself Away (Shot of Love Outtake)
6.ファー・スリッパーズ/Fur Slippers (Shot of Love Outtake)
7.イエス・サー、ノー・サー/Yes Sir, No Sir (Shot of Love Outtake)
8.ジョーカーマン/Jokerman (Infidels Alternate Take)
9.ロード・プロテクト・マイ・チャイルド/Lord Protect My Child (Infidels Outtake)
10.ブラインド・ウィリー・マクテル/Blind Willie McTell (Infidels Outtake)
11.ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト/Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 2) (Infidels Alternate Take)
12.ネイバーフッドの暴れ者/Neighborhood Bully (Infidels Alternate Take)
13.トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)/Too Late (Band Version) (Infidels Outtake)

CD 2
1.フット・オブ・プライド/Foot of Pride (Infidels Outtake)
2.スウィートハート/Sweetheart Like You (Infidels Alternate Take)
3.私をとりこにした人/Someone's Got a Hold of My Heart (Infidels Outtake)
4.アイ・アンド・アイ/I and I (Infidels Alternate Take)
5.テル・ミー/Tell Me (Infidels Outtake)
6.イナフ・イズ・イナフ/Enough is Enough (Live from Slane Castle, Ireland)
7.タイト・コネクション/Tight Connection to My Heart (Has Anyone Seen My Love) (Empire Burlesque Alternate Mix)
8.シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト/Seeing the Real You at Last (Empire Burlesque Alternate Take)
9.エモーショナリー・ユアーズ/Emotionally Yours (Empire Burlesque Alternate Take)
10.クリーン・カット・キッド/Clean Cut Kid (Empire Burlesque Alternate Take)
11.ニュー・ダンヴィル・ガール/New Danville Girl (Empire Burlesque Outtake)
12.ダーク・アイズ/Dark Eyes (Empire Burlesque Alternate Take)
*を除き全て未発表

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■『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(ブートレッグ・シリーズ第16集)』 デラックス・エディション完全生産限定盤(5枚組)
SPRINGTIME IN NEW YORK: THE BOOTLEG SERIES, VOL. 16 (1980-1985)
2021年9 月22日発売予定★解説と未発表写真満載の豪華ブック(輸入)★CD収納パック (輸入)★三方背BOX(輸入)★英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳付の日本版ブックレット★Blu-Spec CD 2★5枚組★SICP31485‐9★¥18,000+税

<収録曲>
DISC 1
1.セニョール (ヤンキー・パワーの話)/Señor (Tales of Yankee Power) (Rehearsal)
2.ラモーナに/To Ramona (Rehearsal)
3.井戸端の女/Jesus Met the Woman at the Well (Rehearsal)
4.メアリー・オブ・ザ・ワイルド・ムーア/Mary of the Wild Moor (Rehearsal)
5.女がいるのさ/Need a Woman (Rehearsal)
6.ただそれだけのこと/A Couple More Years (Rehearsal)
7.ミステリー・トレイン/Mystery Train (Shot of Love Outtake)
8.涙は今夜だけ/This Night Won't Last Forever (Rehearsal)
9.ウィ・ジャスト・ディスアグリー/We Just Disagree (Rehearsal)
10.二人の絆/Let's Keep It Between Us (Rehearsal)
11.スイート・キャロライン/Sweet Caroline (Rehearsal)
12.フィーバー/Fever (Rehearsal)
13.エイブラハム、マーティン・アンド・ジョン/Abraham, Martin and John (Rehearsal)

DISC 2
1.アンジェリーナ/Angelina (Shot of Love Outtake)
2.プライス・オブ・ラヴ/Price of Love (Shot of Love Outtake)
3.雨に願いを/I Wish It Would Rain (Shot of Love Outtake)
4.レット・イット・ビー・ミー*/Let It Be Me (International 7" Single B-Side)
5.コールド・コールド・ハート/Cold, Cold Heart (Shot of Love Outtake)
6.ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ*/Don't Ever Take Yourself Away (Shot of Love Outtake)
7.ファー・スリッパーズ/Fur Slippers (Shot of Love Outtake)
8.ボロウド・タイム/Borrowed Time (Shot of Love Outtake)
9.イズ・イット・ワース・イット/Is It Worth It? (Shot of Love Outtake)
10.レニー・ブルース/Lenny Bruce (Shot of Love Alternate Mix)
11.イエス・サー、ノー・サー/Yes Sir, No Sir (Shot of Love Outtake)

DISC 3
1.ジョーカーマン/Jokerman (Infidels Alternate Take)
2.ブラインド・ウィリー・マクテル/Blind Willie McTell (Infidels Outtake)
3.ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト/Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 1) (Infidels Alternate Take)
4.ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト/Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 2) (Infidels Alternate Take)
5.ネイバーフッドの暴れ者/Neighborhood Bully (Infidels Alternate Take)
6.私をとりこにした人/Someone's Got a Hold of My Heart (Infidels Outtake)
7.ディス・ワズ・マイ・ラヴ/This Was My Love (Infidels Outtake)
8.トゥー・レイト(アコースティック・ヴァージョン)/Too Late (Acoustic Version) (Infidels Outtake)
9.トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)/Too Late (Band Version) (Infidels Outtake)
10.フット・オブ・プライド/Foot of Pride (Infidels Outtake)

DISC 4
1.クリーン・カット・キッド/Clean Cut Kid (Infidels Outtake)
2.スウィートハート/Sweetheart Like You (Infidels Alternate Take)
3.ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ/Baby What You Want Me To Do (Infidels Outtake)
4.テル・ミー/Tell Me (Infidels Outtake)
5.エンジェル・フライング・トゥー・クロース・トゥ・ザ・グラウンド/Angel Flying Too Close to the Ground (Infidels Outtake)
6.ユリアス・アンド・エセル/Julius and Ethel (Infidels Outtake)
7.思い出のグリーングラス/Green, Green Grass of Home (Infidels Outtake)
8.ユニオン・サンダウン/Union Sundown (Infidels Outtake)
9.ロード・プロテクト・マイ・チャイルド/Lord Protect My Child (Infidels Outtake)
10.アイ・アンド・アイ/I and I (Infidels Alternate Take)
11.デス・イズ・ノット・ジ・エンド*/Death is Not the End (Full Version) (Infidels Outtake)

DISC 5
1.イナフ・イズ・イナフ/Enough is Enough (Live from Slane Castle, Ireland)
2.ライセンス・トゥ・キル/License to Kill (Live on Late Night with David Letterman 03/22/84)
3.アイル・リメンバー・ユー/I'll Remember You (Empire Burlesque Alternate Take)
4.タイト・コネクション/Tight Connection to My Heart (Has Anyone Seen My Love) (Empire Burlesque Alternate Mix)
5.シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト/Seeing the Real You at Last (Empire Burlesque Alternate Take)
6.エモーショナリー・ユアーズ/Emotionally Yours (Empire Burlesque Alternate Take)
7.クリーン・カット・キッド/Clean Cut Kid (Empire Burlesque Alternate Take)
8.ストレイト・エーズ・イン・ラヴ/Straight A's in Love (Empire Burlesque Alternate Take)
9.フォーリング・フロム・ザ・スカイ/When the Night Comes Falling from the Sky (Empire Burlesque (Slow Version) Alternate Take)
10.フォーリング・フロム・ザ・スカイ/When the Night Comes Falling from the Sky (Empire Burlesque (Fast Version) Alternate Take)
11.ニュー・ダンヴィル・ガール/New Danville Girl (Empire Burlesque Outtake)
12.ダーク・アイズ/Dark Eyes (Empire Burlesque Alternate Take)
*を除き全て未発表