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ジェイソン・ベッカーが大切にしていた希少なエレキギター3本 計2520万円で落札

2021/07/20 17:03掲載
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Jason Becker - Photo by Paul Haggard
Jason Becker - Photo by Paul Haggard
カコフォニー(Cacophony)デヴィッド・リー・ロス・バンドでの活躍で知られるジェイソン・ベッカー(Jason Becker)。30年以上、ALS(筋萎縮性側索硬化症)によって体の自由を奪われながらも家族や仲間の支えで作曲家として現在も創作活動を続けているベッカー。彼が大切にしていた希少なエレキギター3本がオークションに出品され、総額23万ドル(約2520万円)で落札されました。

ベッカーのソロ・アルバム『Perpetual Burn』とカコフォニーのアルバム『Speed Metal Symphony』のジャケット・カヴァーで手にしていたモリダイラ・ハリケーンの2つのモデルは計165,000ドルで落札され、またプロトタイプのPeavey“Numbers”ギターは65,000ドルで落札されています。



マーティ・フリードマン(Marty Friedman)も在籍したカコフォニーのファースト・アルバム『Speed Metal Symphony』のジャケットでベッカーが手にしていたホワイト・モリダイラ・ハリケーン・モデルは、ベッカーのソロデビューアルバム『Perpetual Burn』のほぼ全曲のレコーディングに使用され、アルバム『The Blackberry Jams』でも使用されています。



ベッカーのソロデビューアルバム『Perpetual Burn』のジャケット・カヴァーで手にしているブルー・モリダイラ・ハリケーン・モデルは「Betcha Can't Play This」という曲で使用されています。



最後の「Numbers」ギターは、Peaveyがベッカーのために製作した最初のプロトタイプであり、「River of Longing」と「End of the Beginning」のレコーディングに使用されています。このギターは、1996年にエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)がベッカーの自宅を訪れた際にエディが弾いています。



今回のオークションの収益は「Jason Becker Special Needs Trust」に寄付され、ベッカーの多額の医療費を支援するために使われます。

関連映像


■オークション・ページ
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