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音楽プロデューサーの酒井政利が死去 山口百恵や松田聖子らを育てる

2021/07/19 12:10掲載(Last Update:2021/07/19 12:13)
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酒井政利
酒井政利
山口百恵、南沙織、郷ひろみ、松田聖子などを育てた、音楽プロデューサーの酒井政利が7月16日、心不全のためが死去。85歳でした。

酒井政利は1935年11月和歌山県生まれ。1961年日本コロムビア入社、1968年CBS・ソニー(現:株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)入社。カルメン・マキ「時には母のない子のように」、ジュディ・オング「魅せられて」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」、キャンディーズ「微笑がえし」など、数々のヒット曲を手掛け、音楽プロデューサーとして活躍。特に、山口百恵は「いい日旅立ち」「横須賀ストーリー」「プレイバックpart2」「夢先案内人」「秋桜」などを多数手がけ、1980年には引退コンサートもプロデュースした。

60年に至るプロデュース活動により、350人余りのアーティストを世に送り出した。売上げ累計は約8,700億円ともされ、「伝説のプロデューサー」の異名をとる。その仕事のフィールドは音楽分野にとどまらず、映画や舞台、TVドラマの企画・制作などにも及んだ。

2005年12月、文化庁より功績が認められ、音楽業界初の文化庁長官表彰 受賞。2020年11月、文化功労者 顕彰。