HOME > ニュース >

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』 猫のボブの銅像が完成 除幕式が行われる

2021/07/17 16:49掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
James Bowen and Bob's statue
James Bowen and Bob's statue
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』として映画化されたストリート・ミュージシャンの青年ジェームズ・ボーエンと野良猫ボブの友情物語。2020年6月に、およそ14歳でこの世を去ったボブの銅像が完成。ボブの等身大のブロンズ像はロンドン北部に設置され、ジェームズも参加した除幕式が7月15日に行われました。英BBCのニュース映像あり。

ジェームズ・ボーエンがボブと出会ったのは2007年。

ジェームズは、ロンドンでプロのミュージシャンを志したものの様々な困難に遭い路上生活者となっていました。人生に目的も目標も持てないままいつまでも薬物中毒から抜けだせずにいた時、彼の前に現れたのが野良猫のボブでした。彼は怪我をして捨てられていたボブを見つけ、世話をしました。ホームレスになっていたジェームズは、ロンドンでバスキングやビッグイシューの販売をする際にボブを連れて行くようになりました。

このホームレスの青年と野良猫の友情物語を綴った『ボブという名のストリートキャット』は世界30カ国以上で翻訳化。続編の『ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険』と合わせ累計1,000万部超えの大ベストセラーとなり、2017年には映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』が公開されています。この映画では本物の猫のボブがほとんどの出演シーンに登場しています。

除幕式でジェームズは次のように述べました。

「僕はボブをとても誇りに思っていますし、一緒に過ごした時間に感謝しています。

会った瞬間から、彼は僕の人生を豊かにしてくれました。彼は僕を救い、何百万人もの人々の人生に触れ、世界中の人々に希望を与えてくれました。

ボブの銅像を訪れる人、あるいは通り過ぎる人が、誰もがセカンドチャンスを得る資格があり、誰もが孤独ではないということを思い起こしてくれることを願っています」