「友人たちと“ビートルズかウイングスか”という会話を何度もした。友達が“ウイングスだろう”と言うと、俺は“そうだよね”と思う。冒涜だと思う人には申し訳ないけど、『Band On The Run』にはすべてがある。俺の叔父はキャピトルの社長で、俺が子供の頃は、数ヶ月に一度、レコードの箱を送ってくれていたんだけど、その時にこのアルバムをもらったことをはっきりと覚えている。この曲を聴くのを止められなかった。この曲、そしてこのアルバムは、俺の人生を大きく変えるものだったし、今でもウイングスは俺のお気に入りのバンドの一つだ。マッカートニーは天才」
■Black Oak Arkansas - Jim Dandy (High On The Hog, 1973)
「俺にとって、この曲はエルトン・ジョンが書いた中で最高の曲。今でも腕の毛が逆立つほど。本当に美しい歌詞で、まさに完璧。エルトンは“Candle In The Wind”や“Your Song”のようなバラードを演奏しているときでも、ピアノを完全にロックンロールさせることができた。彼は時に物議を醸すこともあったけど、それは俺やアクセル(ローズ)のようなロック野郎には魅力的だった。彼のソングライティングのスキルは確かなものだったから、より多くの人々に受け入れられたと思う。また、彼は今まで出会った中で最も優しい男性の一人であり、本物のジェントルマンでもある」
“Kickstart My Heart”を書いたのは俺だけど、俺はすごいんだ、とは言わない。こういう曲は、アイデアを受け入れていればただ届けられ、運が良ければその瞬間を捉えることができると思っているから。でも、もし僕がソングライターとして記憶されるとしたら、この曲はしっかりとした曲になっていると思うし、振り返ったときに“ああ、あれはクールだった”と思えるような曲になっていると思う」