HOME > ニュース >

ラッシュのアレックス・ライフソンは子供の頃 楽器店から毎週追い出されていた、初めて手にしたギターは日本製

2021/06/20 19:02掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
Alex Lifeson, courtesy of Epiphone
ラッシュ(Rush)のギタリスト、アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)は子供の頃、ギブソンのギターを持つことを夢見ていました。彼は毎週末、近所の楽器店に出入りしては、自分にはまだ買えないギブソンを弾いていましたが、その都度、1時間ほどで店を追い出されていたそうです。それから月日が立ち、ついにギブソンを手に入れて以来、ライフソンはブランドに忠実であり続けています。

ライフソンは、新しいシグネチャーモデルを発表したビデオの中で、彼が初めて手にしたギターが日本製であったこと、そしてギブソン愛についてこう語っています。

「初めて手にしたギターはアコースティック・ギターだった。1966年のクリスマスに10ドルで買った、日本製の安いギター。その年はずっとそのギターを弾いていたけど、痛みもあったし、アクションもひどかったんだ」

「翌年のクリスマスには、もう1本ギターをねだってエレキギターを買ってもらった。それも日本製......59ドルしたと思うよ。たくさん演奏したけど、僕はいつもギブソンを持つことを夢見ていた。とても美しくて、手の届かない存在だったんだ」

それで、彼は毎週末、トロントの楽器店Long&McQuade'sに向かいました。

「土曜日はアンプの上に座って、335やレスポール、SGなどを弾いていた。1時間くらい弾いていると、セールスマンがやってきて、“もういいだろう、消えろ、小僧”と言われた。僕は次の週末、その次の週末、さらにその次の週末にも店を訪れ、1時間だけ弾かせてもらって、それから追い出された。でも、それがみんなの夢なんだよね。やっぱりギブソンなんだ」

ライフソンは、1976年に初めてギブソンの工場を訪れ、3本のギターを注文しました。その時に購入した白い355を弾いている姿をよく見かけます。

「年月が流れ、僕たちが狂ったようなペースでツアーを続けている間に、僕のギブソンのコレクションはどんどん増えていった。ギブソンの人たちとはとても親しい関係になり、僕の目的に合ったギターのモデルに関わってほしいと頼まれたんだ」