HOME > ニュース >

作曲家の小林亜星が死去

2021/06/14 17:14掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
小林亜星
小林亜星
数々のCM曲や歌謡曲を手掛けた作曲家で、俳優としても活躍した小林亜星が5月30日、心不全のため死去。所属事務所によると、5月30日の早朝、自宅で転倒した姿で見つかり、緊急搬送されましたが、心不全で帰らぬ人になったという。88歳でした。

小林亜星は、1932年東京都生まれ。慶大卒後、一般企業に就職するも作曲家・服部正の門戸を叩き音楽の道へ。CMソング「ワンサカ娘」が大ヒットし、以後、「ふりむかないで」(ライオンのエメロンシャンプー)、「ほら、チェルシー もう一つチェルシー」(明治製菓のチェルシー)、「この木なんの木気になる木」(日立グループ)、「ニッセイのおばちゃん自転車で…」(日本生命)、「あなたとコンビニファミリーマート」(ファミリーマート)など数々の楽曲をCM用に提供した。

76年に第18回日本レコード大賞を受賞した都はるみの「北の宿から」や、ダ・カーポの「野に咲く花のように」など歌謡曲のヒットも多数。「魔法使いサリーのうた」「ひみつのアッコちゃん」など人気アニメソングも多数手がけた。

また、俳優など作曲以外に多彩な活躍を見せるマルチタレントで、テレビドラマ『寺内貫太郎一家』の主演でも親しまれた。